【RIZIN】青木真也が「苦しい試合になる」と予想した、ブランダオン戦に挑む北岡悟の覚悟
7月29日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.11』で、ディエゴ・ブランダオン(31=ブラジル)と対戦するDEEPライト級王者・北岡悟(38=ロータス世田谷/パンクラスイズム横浜)の公開練習が、16日(月)都内にて行われた。
北岡は盟友・青木真也、ロータス世田谷代表の八隅孝平を相手にグラップリング(組み技)のスパーリングを披露。しっかりと相手を抑え込み、チョークで一本を取る場面も。
今回の対戦相手ブランダオンはブラジリアン柔術をバックボーンに持ち、ローカル団体で経験を積み、2011年にはUFCの登竜門である『TUF』に出場してフェザー級トーナメントで優勝を果たした。その後はUFCに参戦し、5勝4敗の戦績を残す。2014年7月にはTKOで敗れるもコナー・マクレガーと対戦し、2015年9月のUFC日本大会では菊野克紀を1Rわずか28秒でKOしている。戦績は21勝12敗で、12勝がKO勝ち、5勝が関節・絞め技による一本勝ちとフィニッシュする能力に長けている。
この対戦相手の名前を聞いた時、北岡は「知っている選手だし、有名な選手。RIZINでやれるっていうので。いろいろな気持ちはありました。昂った部分はありましたね。いろいろあって簡単には言えないですが、簡単に言えばいい相手を用意してくれた」と思ったという。
「攻撃力が高い選手。全てがハイレベルでその上で攻撃力がある。強打があって、サブミッション(関節・絞め技)がある。MMAなのでどちらも強いです」と評し、ブランダオンが北岡を「古き良きスタイル」と評したことについては「どうとも思わない。そういうのはどうでもいいし、試合に勝つかどうかでしょう。勝てば正解、負ければ不正解。それだけです」と勝った方が正しいと話す。
同席した青木はこの一戦について、「RIZINの世界観とは全く逆の世界観。多くの人がその意味合い、ブランダオンが日本に来る意味が全く分かっていない。選手の立場からの言葉で言えば。やめておいた方がいい試合だと思う。だからこそ、そこに挑む価値があると感じます」と北岡にとってリスクが高い一戦だとし、「苦しい試合になるんじゃないですか。痛めつけられる、我慢する試合になると思う。その覚悟を持っているとは思う。そこに望みというか気持ちを懸けるしかないですね」と、かなり厳しい試合になると予想した。
その言葉を受けて北岡は「先日のONEに下石康太と徳留一樹、僕と試合をしたことがある選手が出て負けました。試合後にファンの言葉で下石に、自分をわきまえていないで勝負している、というのがあったんですよ。それは正論ですが、わきまえていたら本当の勝負は出来ない。バランスだけど、自分の器ぎりぎりのところで勝負しないといけないと思う。少なくとも僕はそうやってきた。そういうキャリアなので、それをやめる気はない。次の試合もそういうものだと思う。僕は全部ベットして思い切りやるだけです。当たり前だけど勝負しに行きます」との覚悟を語った。
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