【ONE】青木真也vsタイ人エース、近藤有己vsヘンゾ・グレイシーが決定=7・27マニラ大会
アジア最大の格闘技団体『ONE Championship』(ワン・チャンピオンシップ、通称ONE)が、フィリピン・マニラのモール・オブ・アジア・アリーナで7月27日(金・現地時間)に開催する格闘技イベント『ONE:REIGN OF KINGS』の全対戦カードを発表した。
今大会のMMA(総合格闘技)マッチには、日本から元ONE世界ライト級王者・青木真也(35=パラエストラ東京/EVOLVE MMA)と、元パンクラス三階級王者・近藤有己(42=パンクラスイズム横浜)のベテラン2選手が参戦。青木はシャノン・ウィラチャイ(29=タイ)と、近藤はヘンゾ・グレイシー(51=ブラジル)とそれぞれ対戦する。
青木は2016年11月のONEライト級タイトルマッチでTKO負けして王座から陥落。昨年11月には階級を上げてONEウェルター級王座にも挑戦したが、ここでもTKO負けし、キャリア48戦目にして初の2連敗となった。しかし、今年5月の再起戦でロシアのラスル・ヤキャエフから会心の一本勝ちを収め、復活の狼煙を上げた。
今回、青木が対戦するウィラチャイは、2012年8月からONEにレギュラー参戦中のタイ人エースだ。柔道をベースとしながら打撃も得意としており、戦績は他団体のものも含めて9勝(5KO)2敗1ノーコンテスト。だが、青木が5月に一本勝ちしたヤキャエフには、昨年12月の試合で判定負けしており、今回の青木戦で真価が問われることになりそうだ。なお、この試合は大会セミファイナルとなる。
一方、近藤は主戦場の『パンクラス』でミドル級、ライトヘビー級、無差別級の三階級を制覇したレジェンドだ。『PRIDE』でも日本人トップファイターの一人として活躍し、実に60勝34敗9分の戦績を誇っている。2016年以降は1勝4敗と結果を残せていないが、今回は心機一転、初参戦となるONEで白星を目指す。
対戦相手のヘンゾもPRIDEでは、グレイシー一族の一人として桜庭和志と対戦するなど活躍。世界最高峰の『UFC』にも2010年4月に一度だけ参戦し、元UFCウェルター級王者マット・ヒューズにTKO負けした。これ以降はMMAの試合に出場しておらず、今回はなんと8年3カ月ぶりの復帰戦となる。
6月から7月にかけて開催された3大会で、元DEEPメガトン級王者の長谷川賢、DEEPフライ級王者の和田竜光、元パンクラス・ライト級王者の徳留一樹、DEEPライト級タイトルマッチ経験者の下石康太が初参戦を果たすも、全選手が黒星を喫する厳しい結果となった。日本人ファイター苦戦の流れをベテランの青木と近藤は止められるか。
また、今大会のメインイベントは、ONE世界フェザー級&ライト級王者マーチン・ヌグエン(29=オーストラリア)vsケビン・ベリンゴン(30=フィリピン)のバンタム級暫定王座決定戦に決定。
ONEの同時二階級王者であるヌグエンは、今年3月に三階級制覇を目指してバンタム級王者ビビアーノ・フェルナンデスに挑んだが判定で敗れた。今回の暫定王座戦に勝利して、フェルナンデスとの王座統一戦でのリベンジを目指す。
ほかにも、4月からスタートしたONEの立ち技格闘技シリーズ戦「ONE Super Series」の試合が、今大会では2試合組まれた。このうちキックルールの試合では、初参戦のアルメン・ペトロシアン(31=イタリア)が、元IT’S SHOWTIME 70kg MAX王者の強豪クリス・ナギンビ(34=コンゴ)と対戦する。
アルメンはK-1 WORLD MAX2009・2010王者ジョルジオ・ペトロシアンの弟で、過去に佐藤嘉洋や城戸康裕から勝利を上げている実力者だ。4月のONE初陣を完勝で飾った兄ジョルジオに続くことができるか。
Photo by ONE Championship
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