【RIZIN】日本人ヘビー級の新星が初参戦、朝青龍の推薦選手と激突
7月29日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.11』の追加対戦カードが発表された。無差別級マッチとして、シビサイ頌真(しょうま/27=倉本流武術)がボルドプレフ・ウヌルジャルガル(モンゴル)と対戦する。
シビサイはラオスと日本のハーフで中学から柔道を始め、19歳からはパラエストラで柔術を学ぶ。身長191cm、体重108kgの恵まれた体格を武器に2011年には『Krush』でキックボクシングプロデビュー。2012年からはHEAT、DEEP、ZST、GRACHANと様々なリングに参戦。
“全身凶器”として知られる伝説の武道家・倉本成春師範から武術を学び、昨年は『巌流島』でナイジェリアの部族格闘技ダンベの使い手ホンシュウ・ビワコに一本勝ち、元J-NETWORKヘビー級王者・楠ジャイロをわずか41秒でパウンド葬、そして巌流島旗揚げトーナメント初代王者ブライアン・ドゥウェスも1R25秒でパウンドによる圧勝を遂げた。
巌流島のプロデューサーであり、元・格闘技雑誌の編集長&K-1イベントプロデューサーでもあった谷川貞治氏は「これまで30年以上、格闘技を見続けているけれど、日本人のヘビー級で体格的に恵まれた逸材はほとんど見たことがない。K-1でいえば、佐竹雅昭や武蔵、京太郎を一回り大きくした感じ。極真出身の中村誠師範や八巻建弐さんよりデカイ。唯一、思い当たるのが前田日明さん。新日本プロレスでデビューした頃の前田さんみたいな大きさですよ」とシビサイに太鼓判を押し、ヘビー級のスター候補としていた。
対するウヌルジャルガルは元横綱・朝青龍が推薦する、レスリング、サンボ、モンゴル相撲をバックボーンに持つ重量級選手。2009年に地元の『Mongolian MMA』でデビュー。1RパウンドからのKOで勝利すると翌年同大会のライトヘビー級タイトルに挑戦し、初回TKOでベルトを巻いた。
2013年に技術を学ぶため、ロサンゼルスに渡米。翌年にカリフォルニア州のローカル大会『UofMMA』で北米、そしてヘビー級デビュー戦を2RTKO勝利で飾る。2016年には中国の『Chindao MMA』に参戦し、現在人気絶頂中の“カンフーパンダ”ことアオルコロと対戦し、これも初回TKO勝利を収めた。また、グラップリング大会などにも積極的に出場しており、2013年に行われた『ADCCアジア大会』では3位入賞している。
シビサイはRIZIN初参戦に関して「この度はMMAの日本で一番のメジャー団体であるRIZINに出られて、本当に嬉しく思います。RIZINは今、軽量級や女子選手が活躍していますが、『格闘技はヘビー級』という、ダイナミックな試合が出来るように頑張ります。また、日頃お世話になっている巌流島や倉本塾の名前を汚さないよう、『日本にもこんなに強いヘビー級がいるんだ』というところを見せられれば。僕が出ることで、RIZIN、巌流島、そしてニッポンの格闘技が盛り上がるよう、頑張ります」と意気込む。
ウヌルジャルガルは「私たちの祖先、チンギス・ハンの末裔はみな戦士としての力と勇気を持って生まれた。私は戦うために生まれてきた。だからここにいる。それを皆さんに証明したい」とのコメントを寄せている。
<決定対戦カード>
▼RIZIN MMA特別ルール 無差別級 5分3R
シビサイ頌真(しょうま/27=倉本流武術)
vs
ボルドプレフ・ウヌルジャルガル(モンゴル/Mongolian Top Team Club /Team Asashoryu)
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