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【RIZIN】堀口恭司、師を亡くした悲しみ乗り越える「試合が終わってから悲しめばいい」

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2018/07/26(木)UP

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15日に中学生時代から教えを受けている空手の師匠を亡くした堀口。悲しみを乗り越え、扇久保との再戦に臨む

 7月29日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.11』で、扇久保博正(31=パラエストラ松戸)との再戦に臨むRIZINバンタム級トーナメント優勝者・堀口恭司(27=アメリカン・トップチーム)が26日(木)都内で公開練習を行った。

 シャドーでスピードのあるパンチや蹴りを披露した堀口は「いつもどおりに絶好調です」と胸を張った。しかし、15日に空手の師匠である二瓶弘宇氏が他界した話に触れると、その表情は一気に悲しみに満ちたものとなる。

「師匠も勝ちを望んでいたので…それを考えるとどうしてもナイーブな気持ちになってしまうので、考えないように試合に集中しています。試合が終わってから悲しめばいいかな、と。試合は試合、それはそれ。そこを同じに考えるとマイナス思考が強くなってしまうので割り切ってやります」と、今は試合に集中すると話す。

「最後に会ったのは帰国してすぐでしたが、動くことも話も出来ない状態でした。でも自分が病室に入ったら動いてくれて。凄く嬉しかったです。やっぱり試合に勝たないといけないと思いました」と、師匠に勝利を捧げたいという。

 心に残っている言葉はあるかとの問いには「よく言われていたのは燃えろとか前進あるのみ、でした。でも言葉では言い表せないですね。いて当たり前だと思っていたので」と声を詰まらせる場面も。

 最終調整は二瓶氏の元で空手の稽古をするのが常だったが、今回は二瓶氏の3人の息子が手伝ってくれた。「お葬式の次の日から練習していました。それを二瓶さんが望んでいるからと言ってもらえて、嬉しかったです」

 今回対戦する扇久保とは2013年3月に修斗で対戦し、当時修斗世界フェザー級王者だった扇久保を堀口が2Rにスリーパーホールドで仕留め、王座を奪取している。その後、扇久保はVTJフライ級トーナメントを制し、UFCの登竜門である『ジ・アルティメット・ファイター』のトーナメントでは決勝戦へ進出、2016年4月には修斗世界フライ級王座を奪取して2階級制覇に成功した。堀口戦以降は負けなしの7連勝を飾っている。

 扇久保について堀口は「基本的な動きは変わってないですね。ベースは変わらない。精神的に強くなったのと技術がちょっと上がったかな。でも、それは自分も一緒です。その違いを見せようと思います。5年前との違いは、今の自分と5年前の自分がやったら相手にならないと思いますね。グラップリング(組み技)が大きく変わりました。差は縮まったのではなく広まったか? それは試合で見てください。お楽しみに」と、扇久保は5年前とそれほど変わっていないと評す。

「寝技が強い選手なのでタックルをしっかり切り、倒されないようにどうするか。倒された時にどう自分の土俵に持って行くかを練習してきました。寝技もアメリカン・トップチームでやっているので、憶することなく攻防が出来ると思います」と、寝技になっても自信があると話す。

 前回5月の試合ではイアン・マッコールをわずか9秒で仕留めて見せた。「9秒は出ないと思いますが(笑)」と前置きし、「チャンスが来ればしっかり仕留めに行きます。倒しに行きます。自分の試合をしっかりしようと思います。戦略というよりは自分の戦い方をどんな相手でもするのが戦略。あとは相手の得意技を潰すだけです」と、自分の戦い方を貫くと語った。

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