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【RIZIN】村田夏南子と対戦するマガーナは想像を絶する苦労人

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2018/08/11(土)UP

血液の病気になり、背骨を折り、今回の試合前にはハリケーンの被害に遭ったという苦労人のマガーナ

 8月12日(日)愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される『RIZIN.12』に出場する全選手の個別インタビューが、10日(金)愛知県内にて行われた。

 第4試合で村田夏南子(25=フリー)と対戦するアンジェラ・マガーナ(35=プエルトリコ)がインタビューに答えた。

 マガーナはボクシングをバックボーンに持ち、2007年にプロデビュー。UFCファイターの ジェシカ・アギラーとは3度対戦し、2勝1敗と勝ち越し。2014年からはUFCに参戦し、結果は残せなかったものの、積極果敢なファイトを見せた。現在まで6つの一本勝ちのうち、5つの一本勝ちを腕十字で奪っている。

「準備は万端です」と自信を見せるマガーナだが、「ハリケーンの影響で水や電気が無い状況でトレーニングをしてきました。今は必要なものが全部そろっていて贅沢な環境にいるようにさえ感じます」と、災害にあって厳しい環境でトレーニングを積んできたという。

 さらには「この10年間、血液の病気になっていてベストなコンディションではなかった時期がありましたが、それを今ではコントロール出来るようになりました。血液中の酸素が足りなくなっていたんですが、それが今では逆に自分にとって強みとなっています。私は今35歳ですが、身体は万全な状態で高校生の頃に戻っているかと思うくらい。その若さに経験と知識がプラスされているので夏南子もそれを感じるでしょう」と、病気で苦しんでいたことも告白。

 それだけではない。マガーナは現在プエルトリコに移住し、プエルトリコのレスリング代表チームの一員として2020年の東京オリンピック出場を目標にしているという。そのことについて聞かれると「もちろん東京オリンピックを目指しています。私は欲しいものは何でも手に入れる人生を実行してきたので必ず出るつもりです。背骨を折って、ドクターからはもう戦えないと言われましたが、それ以降も17試合戦っています。もう一度言います。私は欲しいものは絶対に手に入れます」と、サラッと背骨を折ったこともあることを明かした。

 村田戦に関しては「いいファイターだと思いますし、レスラーとしてもいい選手です。でも、MMAファイターとしては普通です(笑)。最終的にはKOするつもりです」とし、「夏南子には申し訳ないくらい自分はベストコンディション。レスリングに対するディフェンスの準備をしてきました。彼女は多分テイクダウンを狙って来るでしょうが、それに対する準備は出来ているのでそれを試せるのが非常に楽しみです。私が経験していないことを夏南子が経験しているとは思えません。ハリケーンのため練習できなくて筋肉が落ちてしまいましたが、自分の方が強いと自負しています。負けられない理由があるのは自分の方です」と、勝利への強い執念を感じさせた。

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