【RIZIN】矢地祐介と戦うグスタボ、貧困から這い上がるために「絶対に勝つ」
8月12日(日)愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される『RIZIN.12』に出場する全選手の個別インタビューが、10日(金)愛知県内にて行われた。
メインイベントで元PXCフェザー級王者・矢地祐介(28=KRAZY BEE)と対戦する、ルイス・グスタボ(22=ブラジル)がインタビューに答えた。
グスタボは2014年に18歳でプロデビューを果たすと、現在まで無傷の8連勝、その試合を全てフィニッシュして勝利している。2016年にはヴァンダレイ・シウバにそのポテンシャルを評価され、アンドレ・ジダの率いるチーム EVOLUCAO THAIに移籍。往年のシュートボクセスタイルを彷彿させるアグレッシブな突進力だけでなく、寝技でも繊細な技術を兼ね備えているという。
「コンディションは万全だ。自分はこの日のために8年間ずっと練習してきた。だから試合へ向けて本当にいい状態だよ」と、グスタボは日本で戦うためにこれまでやってきたと話す。
矢地に関しては「矢地はスーパースターだが、私が絶対に勝つ。矢地選手、気を付けてください。あなたを絶対に倒します。勝者は一人。それは自分だ。私は強烈なパンチを矢地にやるので見てくれ。そして、矢地はしばらく試合に出られなくなるだろう」とKO宣言。
また、事前の情報ではグスタボは過酷な環境で幼少期を過ごし、ストリートの抗争に巻き込まれて父親を亡くしたという。そのことについて聞くと、「私が13歳の時に自分の目の前で父が銃で撃たれた。しばらく入院していて、父は『家族の生活がかかっているのでこのまま死ぬわけにはいかない』と言っていたんだが、クリスマスを直前にして他界してしまった。私はその時に父に誓ったんだ。家族のために、いつかチャンピオンになって家族に良い生活をさせてあげたい、と。そのために今、頑張っているんだ。家族は母、5歳上の兄、5歳下の弟がいる」と明かした。
だからこそ、RIZINに招聘されたこのチャンスを生かしたい、とグスタボは言う。「私はこのチャンスをずっと待っていた。だから初来日だけれど、メインで戦うことは大きなサプライズではない。万全な状態で試合へ向けて準備してきたので、あとはリング上で結果を出すだけだ。試合でチャンスをモノにする。期待を裏切らないように絶対に勝ちたい」と強く誓った。
グスタボを推薦したヴァンダレイ・シウバは「グスタボは今まで無敗だし、とても優れた選手。テクニックや若さはもちろん、コンディションも抜群だ。彼はいつか絶対にスーパースターになると確信しているので、今回日本に連れてくるべきだと考えた。それが実現できたのが自分にとって誇らしいし、とても嬉しい。我々のチームは現在ブラジルとロシアで選手の育成に力を入れている。残念ながら前回我々が連れてきた選手(5月に対戦したディエゴ・ヌネス)が矢地に負けてしまったので、今回はリベンジという気持ちも込めて我々のベストファイターが勝つと思っている」と、グスタボの実力に自信を見せた。
また、矢地がシウバからのビデオメッセージで名前を呼ばれたことを喜んでいたと聞くと「矢地は優れた選手。日本のMMAのスーパースターだ。彼がそう思ってくれているのは嬉しい」としながらも、「しかし今回はグスタボが絶対に勝つ」と、グスタボの勝利を信じて疑わなかった。
なお、同大会の当日券は会場当日券売り場にて14:00より全席種が販売される。
●編集部オススメ
・矢地祐介、ヴァンダレイ・シウバからの刺客を「愛のヒザ」でKO狙う
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】