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【ボクシング】八重樫東に大橋会長が試合前に送った「13年間で初めて」のメッセージ

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2018/08/18(土)UP

熱戦をTKO勝ちで制し、「まだボクシングが続けられる」との想いから安堵の表情を浮かべた八重樫

 8月17日(金)東京・後楽園ホールにて開催された『第64回Phoenix Battle』で、WBO世界スーパーフライ級14位・向井寛史(32=六島ジム)を7R2分55秒、TKOに下した世界3階級王者・八重樫東(35=大橋ジム)。

 試合後のインタビューでは「試合前に会長から珍しくLINEが来たんです。『悔いなく出し切ろう』と。(プロデビューしてから)13年間で初めて言われました」とのエピソードを明かした。

「それをもらってピンと来ましたね。ある程度覚悟はしていました。もし負けたら、僕が言う前に会長が『八重樫は今日で引退します』と言っちゃうんじゃないかと思いました」と、負ければ引退勧告されることを覚悟で臨んでいたと話す。

セコンドの大橋会長と抱き合って勝利を喜ぶ

 大橋秀行会長は「常に悔いなくやって欲しいと思っています。年齢のこともあるので、毎回そういう戦いになる」とメッセージを送った理由を語る。

 しかし、「復帰してからの八重樫は練習量が凄くて、普通では出来ないくらいの練習量だから全然強いです。年を取ったら練習量を落とさないといけないと言われますが、年を取ったからこそやらないといけないということを見せつけられました。この年になってもヒザのバネが今日は戻って来ていた」と、八重樫の普段からの努力のたまものだと称えた。

打たせて打つ、肉を斬らせて骨を断つ八重樫のボクシング

 注目は日本人初の4階級制覇への挑戦がいつ行われるのか。その質問が記者たちから多く浴びせられ、大橋会長は「もちろん考えています。実際に話もあったんですが、こっちの事情で出来ませんでした。やるつもりです」と、実現へ向けて動くと答える。

 八重樫も「自信があると言ったら嘘になります。でも自信を付けてからやるのでは遅いので、決まったらやるだけです。自信はないです」と、厳しいことは承知のうえでチャンスが来ればやるだけとの姿勢を示した。

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