【Krush】女王KANA、挑戦者と気合い十分のにらみ合い

2018/08/18（土）UP
（最終更新：2018/08/18 12:00）

　8月18日（土）名古屋国際会議場イベントホールにて開催されるキックボクシングイベント『Krush.92～in NAGOYA～』の前日計量＆記者会見が、17日（金）名古屋市内で行われた。

　メインイベント（第7試合）でKrush女子フライ級タイトルマッチを争う、王者KANA（25＝K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）はリミットちょうどの50.0kg、挑戦者リュウ・シーベイ（18＝中国）は49.8kgでそれぞれ計量をクリアー。

　両者は計量後の写真撮影、その後の記者会見での写真撮影でもにらみ合いを展開。KANAは「シーベイ選手は表情も良くて気持ちも強そう。ガンガン来てくれそうなので試合が楽しみです」、シーベイは「相手とにらみ合ったからといって特に緊張はない。試合は試合なのできっちり結果を残します」と、それぞれ意気込みを語った。

　KANAは今回の2度目の防衛戦に向けてイギリスのDouble K Gymで約1カ月間の武者修行を行った。「試合までの準備期間の精度が上がってきているので、日常の積み重ねの精度が一つでも出ればベストです。今回はイギリスで1カ月、日本に戻ってきて1カ月。今までと違う準備期間でしたが、練習で変わった部分もあるし、それをしっかりリングで出せればいいなと思います」と、練習の成果を見せると話す。

　また、Krush名古屋大会には昨年に続いて2度目の登場となるが、「去年の名古屋大会にはKrushのベルトを持って来ることが出来ませんでしたが、今年はチャンピオンとして名古屋大会のリングに立てることを嬉しく思います。野杁（正明）選手や大和（哲也）選手から良いプレッシャーが来ると思いますが、それをエネルギーに変えて爆発したい」と、チャンピオンとしての誇りを感じさせるコメント。

　そして「明日は自信と感謝の気持ちを持ってリングに上がります。見ている人たちにエネルギーを与えられるような試合をしますので応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。

　対するシーベイは「初めて日本に来て、Krushに出場できることを嬉しく思っています。私は蹴りが得意なので蹴りを見せたいです」と蹴りでの勝負を予告。タイトル挑戦については「タイトルマッチなので盛り上がる試合、エキサイティングな試合を見せたいと思います。女子の試合ですが男子に引けをとらない迫力のある試合をお見せします」と、激闘を誓った。

　会見に同席した佐藤嘉洋Krush名古屋大会実行委員長は「KANA選手は去年の名古屋大会ではフランスの選手に豪快なKO勝ちをして、女子フライ級王者という肩書きはありますが、女子の枠を外してもいいくらいの選手です。女子格闘技の選手は女子の中の格闘技という枠で見られがちですが、KANA選手は男子と一緒に戦っていてもそん色のない、僕が今まで見てきた女子格闘家の中でトップクラスの選手です。

　初めてKANA選手の試合を見る人にも、説得力のある動きをしてくれると思います。またシーベイ選手も今は大人しい印象ですが、明日は髪を編み込んでかなりいかつい髪型になるということなので、ぜひ注目していただきたいと思います」と、メインを飾る女子の試合に期待を寄せた。

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