【RISE】ISKA世界王者・志朗が電撃参戦、迎え撃つ工藤政英は「神になりたい」
11月17日(土)東京・両国国技館にて開催されるキックボクシングイベント『RISE 129』の記者会見が、8月20日(月)都内で行われた。
来年に予定しているプロジェクトへの布石として、今回からスタートする「RISE World Series -57.5kg契約」の試合で第3代RISEフェザー級王者・工藤政英(27=新宿レフティージム)vs ISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(25=BeWELLキックボクシングジム)が決定。
意外な選手がRISE参戦の名乗りをあげた。志朗はムエタイに専念するため昨年2月に渡タイ。現役のチャンピオンやランカーを多数抱えるムエタイの名門ギャットペットジムに、外国人として初めて所属した。5月には日本で約1年ぶりの試合となる、ISKAムエタイ世界バンタム級王座の2度目の防衛戦を行い、ボディ攻撃で2RにTKO勝ち。
タイ在住のため会見を欠席した志朗は「これまでRISEの試合は、何度か直接観戦に行きました。毎回満員のリングで自分が戦えるということに、とても嬉しく思っています。なによりも、久しぶりに日本人との戦いが一番嬉しいことです。初めてのRISEルールでの試合となりますが、どんなルールの試合でも強い選手になることを目標としてきたので、特にその違いを意識してはいません。自分の全力を出していきたいと思います」と、ムエタイルールではなくても実力を発揮したいとのコメントを寄せた。
続けて、「工藤選手は、ボディーブローが得意な強豪選手です。そしてグミをよく食べているなという印象を持っています。工藤選手の試合では、毎回激闘の殴り合いを制していますが、今回の試合では、工藤選手が得意とする試合パターンに行く前に倒せるようにしたいと思います。自分自身のほうが試合数や経験が上だと思っているので、インパクトのある勝ち方ができるようにしたいと思います。
現在、タイ・ルンピニースタジアムでのTVマッチでは、ランカークラスと勝負しても勝てるようになりました。日本で戦っても志朗は強いと思われなければならないと思っているので、レベルの違いを試合では見せたいです」と自信のコメント。
伊藤隆RISE代表によれば、「打倒(那須川)天心へ向けて方向性をRISEに絞りました。パンチが強いですし、RISEルールにも適応できると思います」と、那須川の首を狙っての参戦だという。
迎え撃つ工藤は必殺のボディブローを武器に、RISEフェザー級のトップ戦線で活躍。今年6月、森本“狂犬”義久との第3代RISEフェザー級王座決定戦で6Rに及ぶ大激闘の末に右フックでダウンを奪って勝利し、王座に就いた。
工藤は「志朗選手は僕がデビューした時から第一線で活躍していました。主戦場がタイだったのでやることないなと思っていたんですが、まさかの対決になりました。向こうの方が知名度があるので、僕の名前を売るチャンスなのでぶっ倒して有名になります。RISEのチャンピオンとして倒されても倒しに行く、バチバチの試合になると思うので楽しみにしていて下さい」と、激闘を予告。
志朗については「僕はグミが好きなんですけれど、新たな才能が開花しました。それは顔を見ただけでグミが好きかどうか分かる能力です。志朗選手も相当なグミ好きですね。同じグミ好きなので僕のことが好きなんですよね。でも全力で殴り合うので楽しみにしていてください」と、同じグミ愛好家の匂いがすると評して笑いを取った。
さらに、「やっている以上は最強を目指さないとやっている意味がありません。那須川天心選手は神のように崇められていますが、ぜひいつか戦って僕も崇められたい。僕はまだその位置に行ってないのでまだ先の話ですが、いずれ神になりたいと思います」と、那須川天心に近づきたいとも話した。
また、会見ではアジア最大規模を誇る総合格闘技団体『ONE Championship』(通称ONE)と契約したことも発表され、工藤は「光栄です。初の海外での試合になりますし、海外へ行くのも小学校6年生ぶりくらいです。日本の試合とは勝手が違うと思うので、不安もあり楽しみもあります。僕の試合は海外ウケすると思うので、髪型も今日は海外向けの髪型にしてきました。この前、このもじゃもじゃ頭にトンボが引っかかっていました(笑)。
海外のファンの方はテンションが高いので、バチバチの打ち合いをして会場が爆発するような試合をします。ウチのジムでは打ち合いが禁じられていたんですが、チャンピオンになったから打ち合いが解禁されました。だから対戦相手にはバチバチの打ち合いをするパンチャーを用意して欲しいです」と話し、「レディー・ガガくらい有名になりたいです」と大きな夢を語った。
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