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【KNOCK OUT】栗秋祥梧、支え続けてくれた兄のためKO狙う「ノーガードで打ち合ってもいい」

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2018/09/05(水)UP

九州では地元タイトルの『大和』など五冠に輝いた栗秋

 9月8日(土)エディオンアリーナ大阪・第2競技場で開催されるキックボクシングイベント『KNOCK OUT 2018 OSAKA 2nd』に出場する、栗秋祥梧(23=クロスポイント吉祥寺)の試合前コメントが主催者を通じて届いた。

 栗秋は九州を主戦場とし、50戦近いキャリアを持つベテランムエタイ戦士。今大会よりクロスポイント吉祥寺所属となり、リングネームもPhoenixx祥梧から本名の栗秋祥梧に変更とした。

 所属は変わるが、今回までは地元・大分の自身のチームでの練習になる。チームでは実兄のPhoenixx和輝ともう一人のプロ選手の3人で練習しているという。

 栗秋は「2014年に兄弟でチームを立ち上げました。最初は練習する場所や道具もなく、トンネルの中でひたすらシャドーや、兄と血だらけで殴り合いをしていましたね」と過去を振り返る。

「試合オファーもなく、どうして誰にも認められない中で格闘技をしているんだろうと疑問に思うこともありました。辞めようと思ってお兄ちゃんに相談したら、当時、音楽活動をしていた彼はDJなどの機材を全部捨てて『お前の想う夢に向かって応えてやるから一緒に頑張っていこう』と言ってくれました」と、兄と二人三脚で頑張ってきたという。

5月大会で1R67秒KO勝ちした栗秋

 ”KNOCK OUTの舞台に立ち、KO勝ちすること”を目指していた栗秋は、今年5月に初参戦しJ-NETWORKスーパーバンタム級王者・伊仙町典久を秒殺KO。「目標がなくなった」という。

 そんな時「過去の試合を振り返り、2017年1月のレベルスで闘ふ神主 櫻木(崇浩)選手に負けたことが凄く悔いに残っていて、レベルスのリングにまた戻りたい」と思った栗秋は、多くの選手がレベルスへ参戦するクロスポイント吉祥寺に移籍することに。

 上京するにあたり、働いていた会社に相談すると「人手が足りない」と言われた。栗秋は「退職しづらく、東京に行くのもやめようと思った」と言う。

 しかし兄の和輝が代わりに、栗秋の会社に転職してくれた。「お兄ちゃんは今の職場、家庭があるにも関わらず『俺がお前の会社に行けば、少しは楽になるやろ?胸を張って東京にいけ』と言ってくれました」と語る栗秋。

昨年1月のレベルスでINNOVATION王者・櫻木(左)に負けたことが悔しいと語る

「ここまで来られたのは一番の理解者で、僕に一番力を与えてくれたお兄ちゃんのおかげです。彼のためにも負けられません」。今回が最後ということで、セコンドにもクロスポイント吉祥寺所属では無い兄についてもらうという。

 対戦相手はルンピニージャパン・フェザー級王者の翔貴(22=岡山ジム)。
 翔貴の印象を栗秋は「そんじょそこらの選手が上がれるリングではないので、(翔貴を)リスペクトしています」と尊重する。しかし「相手の試合動画は見ていません。僕はいつも相手の映像は見ることなく、対策もせず、自分の動きを出すことしか考えていません」とあくまで自分本位でいくとした。

「きっちりKOで仕留めて、東京に行っても大丈夫とお兄ちゃんに思われる試合をしたいですね。もし向こうがKOを狙っているならぶっ倒れるぐらいまでノーガードで打ち合ってもいいです」と、兄へたむけるKO勝利を誓った。

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