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【パンクラス】三浦彩佳と対戦するマクファーは武術の使い手だった

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2018/09/07(金)UP

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韓国武術ハプキドーの構えをとるマクファー。ハプキドーはコンプリートな武術だと説明した

 9月9日(日)東京・新木場のスタジオコーストにて開催の『PANCRASE 299』に初参戦する、クリス・マクファー(25=ブラジル/TEAM MACFER)が6日(木)都内にて公開練習を行った。

 マクファーはパンクラス女子ストロー級2位・三浦彩佳(27=TRIBE TOKYO M.M.A)と対戦する。

 公開練習ではパンチ・キックはもちろん、ヒジ打ちやヒザ蹴り、ハイキックや後ろ回し蹴りなどパワフルな打撃をミットに叩き込み、続いて寝技も披露。オールラウンドに戦えるところをアピールした。

 事前の情報ではブラジリアン柔術をバックボーンに持ち、MMA(総合格闘技)戦績は3勝1敗1分。3勝のうち2勝がフロントチョークと腕十字による一本勝ちであることからグラップラー(組み技主体の選手)だと思われていたが、話を聞くと「私は12歳からハプキドー(韓国の武術)を学び、2010年にブラジリアン柔術、2011年にムエタイ、そしてテコンドーも学ぶようになりました。現在はその全てにおいて黒帯を持っています」と、武術のエキスパートだった。

「大学も元々は法学部を目指していたんだけれど、武術や格闘技に興味をもって体育学校に入ることになりました。もっと他の格闘技を知りたくなったんです。今は自分のチームを作って、武術や格闘技を通して社会貢献活動もしています。先日はコロンビアに行って、子供たちに武術を教えました」

 ハプキドーは日本の大東流合気柔術をベースとし、韓国の合氣道として知られるが、現在では様々な流派が違うルールや練習法で行っており、その技術体系は様々だという。ハプキドーの技はMMA(総合格闘技)でも使えるのかと聞くと、マクファーは「可能です」と答えた。

「ハプキドーはコンプリートな武術。スタンドにおいてはパンチ、蹴り、ヒザ蹴り、ヒジ打ちも使います。柔術をアレンジしたような技もあります。立ち技も寝技もあるので、MMAをやりたい人はハプキドーをやっているだけでかなり対応できます」と、ハプキドーに相当な自信があるようだ。

 対戦する三浦については「試合の映像を見ていたら、コメンテーターから三浦はUFCのロンダ・ラウジーに似ているとのコメントがありました。三浦はそういう技が強いと思っています。それを踏まえて研究してきました。また、私は2017年にブラジルの柔道で知名度ある選手と試合をして勝っています。その時のゲームプランを応用したいと思っています。もちろん、試合では何が起こるか分かりませんが、どんな展開になっても自分が優れるようにしっかりやってきたので、自分が勝利を勝ち取ります」と、対策も十分のようだ。

 三浦から勝利を奪い「今後もパンクラスで戦っていきたい」との希望を持っているマクフィーは「もちろんチャンスがあればタイトルに挑戦したい。MMAでベルトを獲得することは自分にとってもチームにとってもモチベーションになります。私のチームで武術・格闘技を学んでいる人たちにとってもいい励みになるでしょう」と、タイトルを狙うと話した。

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●編集部オススメ

・三浦彩佳の相手はブラジルの寝技女子

・メインは田村一聖vs中島太一、三浦彩佳がセミに抜擢

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