【K-1】K-Jee、上原誠を倒して引導を渡す
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豪快なヒザ蹴りを突き上げるK-Jee。ミットが高く跳ね上がる
9月24日（月・祝）さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催の『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN～初代クルーザー級王座決定トーナメント～』に出場する、K-Jee(27＝K-1ジム福岡チームbeginning)が公開練習を行った。
K-Jeeは新設される初代クルーザー級（-90kg）王座決定トーナメントにエントリー。1回戦ではブライアン・ミクグラス（33＝アメリカ/上州松井ジム）と対戦。ミクグラスは武来安（ぶらいあん）のリングネームで日本を主戦場とし、J-NETWORKとWPMFの日本ライトヘビー級王座に君臨している。
シャドーとミット打ちを1Rずつ披露したK-Jeeは「コンディション作りは順調です。体重はそもそも足りない（元々は70kg）ので上げ続けています。今は90kg以上ありますが、90kgはまだベストではないですね。今のベストは85kgくらい。以前100kg近く上がったことがあったんですが、その時は動けませんでした。上げすぎるとパフォーマンスが落ちるので動ける中で作っています」と体重調整について明かした。
しかし、ヘビー級の時と比べれば「スピードも含めて全部が上がりました。無駄な動きがない身体の使い方を見て欲しいです。練習で手応えはありますね。パフォーマンスを発揮できると思う」と自信をのぞかせる。
1回戦で対戦するミクグラスについては「そんなに映像は見ていません。分かっているので」と、あまり意識はしていない様子。
「誰対策というよりも、トーナメントで全員に勝つためには自分のスキルを上げるのが一番いいと思います。対策をしている間は自分が成長しない。その人用に作っているので。7人とやる可能性があるのなら、自分の課題をひとつひとつクリアしていった方が自分のレベルが上がるのでそっちに徹しています」
K-Jeeは「上原（誠）選手も外国人選手も含めてメンバー的にもそんなに怖い選手がいない」という。
「ヘビー級トーナメントの時はアントニオ・プラチバットとイブラヒム・エル・ボウニが強いと思ったけれど、今回はよく分かりません。だから怖さはない」
これまでヘビー級をけん引してきた上原が「負けたら引退」を表明したことについては、「最後にやりたいですね。やって引退してもらいたい。上原選手は会見で『日本人の跡を継ぐヤツがいないら引退できない』と言っていたので、心配いらないように倒してしまえば育っているよ、と。引導を直接渡したいですね」と、決勝戦での上原戦を希望した。
今回のトーナメントは「結果的にどうなるか分からないけれど、ダラダラした展開にはならないんじゃないかな。ちゃんと倒れるし、勝ちに徹するタイプはいない。上手に戦えるのが日本人の中にはいないし、前回のヘビー級みたいな大会になるんやないですか」と、決勝戦以外全てKOで決着がついた昨年11月のヘビー級トーナメントのように面白くなると予想。
そして「今回一番違うのは気持ちかな。ヘビー級の時はどこまで行けるかなって気持ちでしたが、今回は絶対に行けるぞって気持ちです。ご期待ください」と、自信に満ち溢れたコメントを残した。
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