【ベラトール】日本で活躍したメルヴィン・マヌーフ、復帰戦が決定
日本の『HERO’S』『DREAM』『K-1』のリングで活躍した“猛獣”メルヴィン・マヌーフ(42=オランダ)が、アメリカのメジャー総合格闘技団体『Bellator MMA』に復帰することが分かった。
Bellator MMAの発表によると、マヌーフは11月30日(金・現地時間)アメリカ・オクラホマ州タッカービルのウィンスター・ワールド・カジノ&リゾートで開催されるナンバーシリーズ大会『Bellator 210』に出場することが決定。メインイベントのミドル級ワンマッチで、チディ・ジョクアニ(29=アメリカ)と対戦する。
マヌーフは1995年12月に総合格闘家としてプロデビュー。2005年9月にイギリスの『CAGE RAGE』で世界ライトヘビー級王座に就くと、翌年3月のHERO’S初参戦を境に主戦場を日本へと移すことに。日本では抜群の破壊力とスピードを兼ね備えた打撃、アグレッシブなファイトスタイルを武器にKO・TKO勝ちを量産し、“猛獣”の異名で活躍する。
2007年3月のHERO’S名古屋大会で元パンクラス・ヘビー級王者の高橋義生、2008年6月の『DREAM.4』で桜庭和志、2008年大みそかの『Dynamite!!』でマーク・ハント、2009年大みそかの『Dynamite!!』でPRIDEウェルター級GP 2006王者の三崎和雄、2012年大みそかの『DREAM.18』でデニス・カーンを、いずれも1R3分以内にKO・TKOでフィニッシュした。
さらに総合格闘技と並行するかたちでキックボクシングの試合にも出場。2007年6月のK-1オランダ大会では、“ロシアの速射砲”の異名を取った強豪ルスラン・カラエフを左フック一閃、わずか31秒でKOし、大きなインパクトを残した。
近年のキャリアについては総合格闘家として2014年9月から昨年4月までBellator MMAを主戦場とし、2度のタイトルマッチも経験。また、昨年7月に自身が主催するキックボクシング団体『WFL』でキック引退試合に臨み、過去3度対戦して全敗していたK-1 WORLD GP 2003・2004・2008優勝のレミー・ボンヤスキーから判定で初勝利を挙げた。
その試合から1年2カ月が経ち、マヌーフはBellator MMAで総合格闘家として戦線復帰を果たす。総合格闘技の試合は昨年4月のBellator MMA世界ミドル級タイトルマッチ以来(マヌーフは当時の王者ハファエル・カルバーリョに4RKO負け)、1年7カ月ぶりとなる。
対戦相手のジョクアニは2007年11月に総合格闘家としてプロデビューし、アメリカの『RFA』などを経て、2015年11月からBellator MMAに参戦している。現在までに18勝5敗1ノーコンテストの戦績を残しており、このうち10勝がKO・TKO。マヌーフの戦績は30勝14敗1分2ノーコンテストで、このうち28勝がKO・TKOとなっている。
ジョクアニもマヌーフと同じくキックボクシングとムエタイの試合に出場しており、2013年9月には後にヨーロッパ最大のキックボクシング団体『GLORY』の世界ミドル級王座に就くサイモン・マーカスと、ムエタイルールで引き分けている。マヌーフはジョクアニとのストライカー対決を制し、復活の狼煙を上げることができるか。
<決定対戦カード>
▼メインイベント ミドル級
メルヴィン・マヌーフ(42=オランダ)
vs
チディ・ジョクアニ(29=アメリカ)
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