【ボクシング】木村翔と田中恒成が計量一発クリア、「頂上決戦に恥じない試合をしたい」(木村)
9月24日(月・祝)愛知・武田テバオーシャンアリーナで開催される『WBO世界フライ級タイトルマッチ』の調印式と前日計量が、23日(日)名古屋市内で行われた。
3度目の防衛戦となる王者・木村翔(29=青木ジム)は50.6kg、挑戦者・同級1位の田中恒成(23=畑中ジム)は50.7kgでそれぞれフライ級リミットの50.8kgをクリアーした。
記者会見の冒頭、大会主催者である元WBC世界スーパーバンタム級王者で畑中ジムの畑中清詞会長は「明日は待ちに待った日本人同士の決戦であります。最高の試合になると思いますので、どうかよろしくお願いいたします」とあいさつ。
挑戦者の田中は「やることはやってきたので自信を持って明日を迎えたいと思います。こんなに気持ちの強いチャンピオンはそういないので明日は全力でぶつかりたいと思います。緊張感のある拮抗した試合になると思いますが精いっぱい頑張ります。全力で頑張って、そして勝ちます。三階級制覇です」と、WBO世界ミニマム級、WBO世界ライトフライ級に続いて、世界最速タイとなる12戦目での三階級制覇を宣言。
迎え撃つ王者・木村は「日本人同士、ボクシングファンが注目する一戦でもありますし、日本人同士の頂上決戦ということでその試合に恥じないような試合をしたいと思います。本当にリスペクト出来る選手だと思っていますので、一所懸命に頑張りたいと思います。もちろん僕がV3を達成して、明日は僕の手が上がっているでしょう」と、勝利を誓った。
試合に勝つ最も重要なポイントはと聞かれると、両者とも口をそろえて「気持ち」だと答え、木村は「チャンスがあれば倒しに行きますし、しっかりチャンスを逃さないのが僕のボクシングなので、いけるところがあればKOを狙って行きますが、そこまでKOにこだわっていなくてしっかり勝てればいいかな、と」、田中は「正直、KOを狙ったことがなくて、KOが出来ればラッキーだといつも考えています」と、それぞれKOよりも勝つことが大事だと答えた。
そして木村は「ボクシング界で記録と記憶に残ればいいなと思っていますし、僕にとってもこの試合が糧になって4回目、5回目の防衛につながっていくと思います」、田中は「一生懸命に練習して全力で試合に臨んで、それでも勝てるかどうか分からないタイトルマッチになるので、ここで勝てればまた新たなステージの強さを手に入れられるんじゃないかなと思います」と、この日本人頂上対決に勝つことによってさらなる強さを手に入れることが出来ると意気込んだ。
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