【ベラトール】中量級の頂上決戦へ、ムサシとマクドナルドが計量クリアー
9月29日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催される総合格闘技イベント『Bellator 206』の前日計量が、28日(金・同)に行われた。
今大会のメインイベントではBellator MMAが誇る現役世界王者同士のタイトルマッチが実現。ウェルター級王者ローリー・マクドナルド(29=カナダ)が階級をひとつ上げ、ゲガール・ムサシ(33=オランダ)のミドル級王座に挑戦する。
団体史上初の同時二階級制覇を狙うマクドナルドは184.9ポンド(約83.87キロ)、初防衛が懸かるムサシは184.4ポンド(約83.64キロ)で、ともにミドル級規定の185ポンド(約83.91キロ)以下を一発でクリアー。
大一番を前にしても落ち着き払った様子の両者だが、フェイスオフの際には握手を交わしながら互いの目をじっと見据え、静かに闘志をみなぎらせた。
マクドナルドは2010年1月から世界最高峰の総合格闘技団体であるアメリカの『UFC』に参戦し、ウェルター級1位にまで上り詰めた超強豪。ネイト・ディアス、BJ・ペン、タイロン・ウッドリーといった強豪たちを次々と破り、2015年7月にはUFC世界ウェルター級タイトルマッチも経験した(当時の王者ロビー・ローラーにTKO負け)。
その後、UFCから同国のメジャー総合格闘技団体『Bellator MMA』への電撃移籍を決断。昨年1月の新天地デビュー戦を圧巻の一本勝ちで飾ると、2戦目となった今年1月のBellator世界ウェルター級タイトルマッチで当時の王者ドゥグラス・リマを死闘の末に判定で下し、新王座に就いた。
迎え撃つムサシは日本の総合格闘技団体『DREAM』で2008年9月にミドル級王座、2010年9月にライトヘビー級王座を獲得。2013年4月からUFCに活躍の場を移すと、ダン・ヘンダーソン、ビクトー・ベウフォート、クリス・ワイドマンらトップ選手を相手に勝利を飾り、ミドル級ランカーに名を連ねた。
マクドナルドと同じく、UFCからBellator MMAに移籍し、昨年10月の初陣で元Bellator MMA世界ミドル級王者アレキサンダー・シュレメンコに判定勝ち。今年5月の2戦目で同級タイトルマッチに臨み、ハファエル・カルバーリョから圧巻のTKO勝ちで王座を奪取した。
今回が王者として迎える初陣となる両者。マクドナルドが団体初の二階級同時制覇を達成するか、ムサシが過去最強の敵を相手に初防衛を成功させるか。あとは試合開始のゴングを待つのみとなった。
Photo by Bellator MMA
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