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【ボクシング】拳四朗の挑戦者メリンド「彼に有利なことがあるとすれば背が高いことくらい」

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2018/10/05(金)UP

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王者・拳四朗(右)の肩を抱く挑戦者メリンド(左)。八重樫東にTKO勝ち、田口良一には判定負けしている

 10月7日(日)神奈川・横浜アリーナで開幕する『WORLD BOXING SUPER SERIES』(以下WBSS)の記者会見が、5日(金)都内にて行われた。

 今大会で4度目の防衛戦を行うWBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(26=BMBジム)は、「今までで減量が一番よかったので、早く試合がしたいくらいコンディションはバッチリです。元チャンピオンの選手と世界戦でたくさんやってきて自信はついているので、今回もしっかり勝ってライトフライ級で自分が一番いいボクサーであることを証明したい」とあいさつ。

「日曜日はどっちの距離感が上手いか、自分の方が強いところをしっかり見せたいと思います。世界中で放送してもらえるとのことでアピール出来る試合になるので、しっかり勝って世界中の方に強いところを見せたいと思います」との勇ましいコメントも。

 これに対し、元IBF世界ライトフライ級王者で挑戦者の同級5位ミラン・メリンド(30=フィリピン)は、「井上尚弥と同じ大会で試合ができるのを嬉しく思うが、10月7日はこの試合が今大会で一番いい試合だったと思ってもらえる試合をする。私が強いことを証明する試合をしたいと思う」と自信満々。

 拳四朗について聞かれると「彼は試合のポイントになるのが距離だと言っていたが、距離は英語ではディスタンスになる。このディスタンスが何を意味しているかにもよる。長い試合をディスタンスファイトと言うがそのことなのか、それとも試合の中での2人の距離なのか。どのようなポイントになるのか楽しみだよ。長い試合になれば、経験もスタミナもある自分にアドバンテージがある。私のリーチの長さも私が有利なポイントになる。彼にアドバンテージがあるとすれば、背が高いことくらいじゃないか。でもこの試合はバスケットボールじゃないのでアドバンテージにはならない」と、ジョークを交えて不敵な笑みを浮かべた。

ザワーランド氏(手前)の話を興味深そうに聞く拳四朗

 また、会見に同席したWBSSプロモーターのカレ・ザワーランド氏は拳四朗のタイトルマッチについて、「WBSSとして、この大会の中で開催しようと思わせてくれた対戦です」とし、「軽量級はエキサイティングな階級だと思っています。シーズン1はクルーザー級とスーパーミドル級、シーズン2はそれよりも軽い階級になりましたが、全ての階級において質の高い奥深い試合が展開されています。なのでもっと軽い階級、例えばスーパーフライ級はこれから広がりを見せてくる階級だと思います。(拳四朗とメリンドの)勝者は、もしこの軽い階級でトーナメントが開催されることになったら、その一人として登場することになるでしょう」と、拳四朗の階級でトーナメント開催もありうるとコメントした。

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