【ROAD FC】藤田和之とチェ・ムベ、48歳で迎える初対決にベテランの意地と覚悟
11月3日(土・現地時間)韓国・テジョンのチュンム体育館で開催される総合格闘技大会『ROAD FC 50』の前日計量が、2日(金・同)に行われた。
今大会ではかつて日本の『PRIDE』で活躍した日韓大ベテランの初対決が実現。藤田和之(48=TEAM FUJITA)とチェ・ムベ(48=韓国)が、セミファイナルの無差別級ワンマッチで対戦する。
計量の結果は藤田が117.6kg、ムベが110.3kg(無差別級は体重リミットがないため参考計量として記録)。両者の体重差は7.3kgとなった。
計量を終えてマイクを握った藤田は、「見ての通り、俺たちは年寄り。明日倒れるかもしれない。それでも俺たちは戦い続ける気だ! そうだろ! チェ!」と、ムベに発破をかけた。
すると、ムベも「私たちはかつてPRIDEにいた。それから年を重ねた今も、ファイターとして皆さんに届けられるものがあると思っている」と藤田に呼応。続けて「エメリヤーエンコ・ヒョードル、ミルコ・クロコップ、アリスター・オーフレイム、マーク・コールマン、ヴァンダレイ・シウバ」と、藤田がこれまでに戦ってきた強豪たちの名前を挙げ、「レジェンドの藤田と戦えて光栄だ」と言葉に力を込めた。
藤田は2000年1月に29歳で、ムベは2004年2月に33歳で、ともにPRIDEのリングで総合格闘家としてプロデビュー。以降、長らく日韓の重量級戦線を牽引してきたが、ともに近年は白星から遠ざかっていた。
しかし、藤田は今年5月の『ROAD FC 48』で、実に10年2カ月ぶりとなる勝利を飾ると、続く8月の『ROAD FC 49』では33歳のアメリカ人選手に会心の一本勝ち。ムベも1年ぶりの復帰戦となったこの大会で、22歳の中国人選手を相手にダウンを取られながらも逆転の一本勝ちを収め、3連敗からの脱出を果たした。
ベテラン健在を示す両者が48歳にして迎える初対決。後は試合開始のゴングを待つのみとなった。
Photo by ROAD FC
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