【RIZIN】川尻達也vs北岡悟、大みそかでついに激突「まだ伝えたいことがある」(川尻)
12月31日(月)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN 平成最後のやれんのか!』の記者会見が、12月10日(月)都内にて行われた。
国内トップファイターとして日本MMA(総合格闘技)をけん引してきた川尻達也(40=T-BLODD)と北岡悟(38=ロータス世田谷/パンクラスイズム横浜)がついに激突する。
川尻は2000年4月に修斗でプロデビュー。2004年12月に修斗ウェルター級王者となり、2005年5月からPRIDEに参戦。その後、DREAM、UFCとトップ団体で活躍し、2016年10月からRIZINに参戦。2017年10月、バンタム級に階級を下げて挑むも敗れ、今回約1年ぶりに本来の70.0kgに階級を戻して復帰する。
北岡は2000年10月にパンクラスでプロデビュー。2008年から戦極(SRC)に参戦し、2009年1月に五味隆典を破り初代戦極ライト級王者となった。2013年4月にはDEEPライト級王座を獲得。2016年末にRIZIN初参戦を果たすと、毎回のように激闘を展開。10月27日のDEEPライト級王座5度目の防衛戦で敗れ、今回は再起戦となる。
会見に出席した北岡は「今の自分に発言権は特にないと思います。ですが、この場に必要とされてそれが“やれんのか”という問いならば、やりますと答えます。よろしくお願いします」と厳しい表情でコメント。
その後の記者との質疑応答でも「誰が相手でも必要とされればやるだけ。相手どうこうは思いませんでした」「言いたくない」「この場で語る気しないでしょう」と、口で語るよりも試合を見てくれ、との姿勢を貫いた。
一方、川尻は「“やれんのか”と言われたら、やるに決まっているでしょう」と、2007年大みそかに開催された『やれんのか!大晦日!2007』の時と同じセリフで変わらない姿勢を見せる。
「格闘技を始めてから20年経っていろいろ経験してきたし、悔しい思いもたくさんしてきました。だけど、そういう時代を最前線で生き抜いてきた自負があります。そういう時、いつも横には北岡悟という選手もいて、同じ時代を同じように生きてきた。だからこそ特別な存在だし、誰よりも気になるし、誰よりも敬意を持って、だからこそ誰よりも負けたくないし、誰よりも潰したい。大みそかには最高の北岡悟が待っていると思うので、最高の川尻達也を用意します」と、この一戦に懸ける想いを語った。
実は「7月の時点で1回話があったんですが、僕の肩の調子が悪くてお断りしました」と一度オファーがあったと明かし、「待たせてしまったし、燃える相手で、いつか交わると思っていたけれど交わらなかった相手です。“時が来た”ってことですね」と以前から意識していたという。
川尻も5月で40歳となり、40歳になって初めての試合。「以前は気にしていなかったことも身体が反応するようになりました。自分に対して丁寧になりましたね。だからコンディションはここ数年で一番いい状態を作れています。しっかり仕上げていきます。フェザー級はけっこうキツくて、この時期(試合1カ月前)になるとまともな食事は1日1食くらいでした。今は3食普通に食べながら作れているので、ベストな状態を作れると思います」と、好調な様子。
そして「日本のMMA界も若い子がどんどん出てきて、才能ある子も、いいトレーニング方法も出来ていて素晴らしいと思います。でも、まだ僕もやりたいこと、見せたいこと、伝えたいことがある。僕たちが生き抜いて来た時代をこの試合で感じて欲しい。今のMMAしか知らない子たちにも感じて欲しい」と、メッセージを送った。
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