【RIZIN】那須川天心、メイウェザーが倒しに来たら「全身体能力を使って動く」
12月31日(月)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.14』に出場する選手たちの個別インタビューが、29日(土)都内で行われた。
第14試合のスペシャルエキシビションマッチでプロボクシング世界5階級制覇フロイド・メイウェザー・Jr(41=アメリカ)と対戦する、RISE世界フェザー級王者・那須川天心(20=TARGET/Cygames)が出席。
コンディションは「減量がないので疲労だけ抜いて、普通にいつも通りです」と那須川。この時点でメイウェザーが日本に到着したという情報がないことについては「試合はやると絶対に思っているので、自分は100%を出すだけ。今までは迎え撃つ立場でしたが、今回はチャレンジャーとして挑めるのでメンタルも問題ありません」と挑戦者の気持ちで行くという。
試合展開については「メイウェザー選手はよけようと思ってくるでしょうが、自分はやってきたことをしっかりだしてパンチをメイウェザー選手に絶対当てたいと思っています」と、神業と言われるディフェンスを掻い潜ってパンチを当てると言い放つ。
「ハンドスピードや全体的なスピードはメイウェザーの方が速い部分があると思いますが、一瞬のスピードだったり自分が優っている部分もあるのでそこを見つけて。あとはキックボクシングの技術を最大限に生かして戦おうと思っています。間合いはボクシングよりも遠いと思うのでそこは自分が有利だと思っています」と分析。
約10kgの体重差に関しては「アマチュアの時は相手が5~10kg上でもやっていましたが、プロになってこういう試合をやるとは思わなかったです」と苦笑し、「(減量しなかったのは)試合をしてからじゃないと分からないですね。調整的にはラクですが、試合でどうだったかはやってみて分かると思います」と自分の通常体重での動きも未知数だと話した。
当てることに自信のある攻撃は「技ではなくパターン」だと言い、「こういうパターンに持っていけば、というのを用意してきました。当日出せるか出せないか、それを楽しみに考えています」とニヤリ。もしメイウェザーがディフェンスに徹せず、10kgの体重差を生かして倒しに来たらどうするのかとの質問には「それも想定しています。その時は全身体能力を使ってもらわない動きをします。でも、もらっても何とかなると思っていますよ」と強気だ。
体重差に対する恐怖心はないのかと聞かれると「けっこうあったんですが、もうそういうことは言っていられない。恐怖心なんか忘れました」と断言。ルールが不公平だと感じていないかとの質問には「感じてないです。今回は挑戦なので挑戦する姿を見てもらいたい」とした。
そして「自分はメイウェザー選手を倒してやりたいという気持ちの方が大きいです。日本のアスリート代表として戦いたいと思っています。今回こういう試合を組んでもらって嬉しいです。最初は怖い気持ちが大きかったんですが、日が経つにつれて恐怖心は消えて戦いに挑む気持ちが凄くあります。結果はどうなるか分からないですが、僕の勇気や覚悟、挑戦する姿、生き様も見てもらいたいと思います」と、ファンにメッセージ。
なお、蹴りに関しての質問も多くされたが、那須川は「蹴り無しのルールですが、ありならめちゃくちゃ蹴ってやりたいと思っています。もし自分が今回有利に攻めて、向こうがもう一回やりたいと言うのなら、今度は蹴りありで」と笑った。
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