【ONE】秋元皓貴の復帰戦が1・25フィリピンで決定、相手はK-1参戦選手
1月25日(金・現地時間)フィリピン・マニラのモール・オブ・アジア・アリーナで開催される『ONE:HERO’S ASCENT』に、元WBCムエタイ日本フェザー級王者・秋元皓貴(26=空手道七州会)の出場が決まった。
秋元は幼少期から空手を学び、キックボクシングを始めて2008年8月にタイでプロデビュー。圧倒的な攻撃力と類まれなるセンスでKO勝ちを量産し、2012年7月にMA日本キックボクシング連盟フェザー級王者、同年10月には森井洋介を破りWBCムエタイ日本フェザー級王者となった。
19勝(10KO)無敗で若くしてキックボクシングを引退し、2015年に開催されたフルコンタクト空手の統一選手権『JFKO第2回全日本フルコンタクト空手道選手権大会』で空手界に復帰。“ムエタイ空手”と呼ばれたムエタイと空手の技術をミックスさせた戦い方で旋風を巻き起こし、同大会の軽量級で準優勝、2017年の第4回大会では優勝を飾っている。
その後も各空手大会で優秀な成績を収めていたが、10月上旬にシンガポールに渡り、Evolve MMAでトライアウトを受験。その結果、Evolve MMAでトレーナーを務めるムエタイ・レジェンドたちから才能を認められ、チーム入りすることが決まった。
ONEのチャトリ・シットヨートンCEOは、秋元が2019年3月31日に日本で初開催される『ONE Chanpionship』の両国国技館大会でONEデビューを果たすことをアナウンスしていたが、前倒しとなって今大会でのデビューになったようだ。
対戦相手はISKA世界フェザー級王者ジョシュ・トナー(30=オーストラリア)。2016年11月のK-1に初来日し、「K-1 WORLD GP初代フェザー級王座決定トーナメント」に出場したが1回戦で小澤海斗に1Rわずか57秒でKOされている。その時点での戦績は26勝(4KO)14敗。秋元とはキックボクシングルール、フライ級3分3Rで対戦する。
そして那須川天心と激闘を繰り広げたロッタン・ジットムアンノン( 21=タイ)も出場し、FAHDI KHALED(23=チュニジア)と対戦。ロッタンは昨年9月に続いて2度目の参戦。KHALEDはタイで開催されているムエタイの国際イベント『MAX MUAYTHAI』でタイ人との試合経験も豊富な選手だ。ロッタンもムエタイルールながらフライ級で試合を行うため、いずれ秋元vsロッタンが実現する可能性も。
秋元とロッタンの試合はメインカード(全7試合)に組み込まれている。
また、同じくムエタイ&キックボクシング部門の『SUPER SERIES』では小笠原裕典(26=クロスポイント吉祥寺)vsエリアス・マムーディ(20=アルジェリア)、鈴木博昭(34=BELLWOOD FIGHT TEAM)vsモハメド・ビン・マムード(22=マレーシア)も決定。
小笠原は2017年1月にINNOVATIONスーパーバンタム級王座に就き、同年6月にはWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者にもなって二冠王に。その後タイトルを返上し、2018年6月からONEに参戦。初戦はバックスピンエルボーで鮮烈なKO勝ちデビューを飾ったが、9月の第2戦では元WBCムエタイ世界フェザー級王者ハキム・ハメッシュに初回KO負けを喫し、今回が再起戦。
対戦相手のマムーディは2016~2018年にK-1とKrushに4度来日。戸邊隆馬には判定勝ちしているが、小澤海斗、西京春馬、村越優汰にはいずれも判定負け。ただし、村越から右ストレートでダウンを奪い、判定2-1の僅差で敗れているだけに侮れない。
鈴木は“怪物くん”の異名でシュートボクシング(以下SB)のエースとして活躍。2014年の「S-cup 65kg世界トーナメント」や、2015年の「SB世界スーパーライト級王座決定トーナメント」で優勝するなどの実績を残してきた。2018年8月にSBを離れ、11月にONE初参戦。デイヴィダス・ダニラからダウンを奪って勝利している。今回が2戦目。対するマムードは昨年12月大会で初回KO勝ちを収めている。
鈴木と小笠原の試合はメインカード前のプレリム(全4試合)で行われる。
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・元WBCムエタイ王者・秋元皓貴が2019年3月の日本大会で再デビュー
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