【KNOCK OUT】タネヨシホ「3分5Rノンストップで打ち終わりたい」
2月11日(月・祝)東京・大田区総合体育館にて開催される『KNOCK OUT 2019 WINTER 「THE ANSWER IS IN THE RING」』。
WBCムエタイ日本統一フライ級王者・タネヨシホ(19=直心会)は、WMC日本スーパーフライ級王者・大崎孔稀(19=OISHI GYM)と対戦する。
ヨシホは昨年10月「KING OF KNOCK OUT初代フライ級王座決定トーナメント」準決勝で、大崎孔稀の兄・一貴と対戦。4Rに縦ヒジ打ちでダウンを奪われるも、猛攻で反撃して会場内を大いに沸かせ、2018年ベストバウト4位になるほどの激闘を演じた。
またヨシホの兄・ヨシキは今年1月に大崎孔稀と対戦、2Rにパンチで3度のダウンを奪われKO負けしたという因縁もある。
この試合でヨシホはセコンドについていたが、目の前で倒された兄を見て「兄というよりも一緒に練習してきた選手が倒されたという感じです。怒りが込み上げてきたというのはなく、僕は(大崎と)やるんやろなとは思っていましたから。兄が倒されても驚きはなかったですね」と冷静にとらえていた。
孔稀の印象をヨシホは「勢いでいくというより、5Rきっちり落ち着いて戦うタイプだと思います。兄とやって全然息が荒れていなく、疲れを見せていませんでしたから。ペースの作り方がうまく、あのまま5Rやっても普通に兄が判定負けしていたと思いますね」と、これも冷静に分析。
今回の試合では「3分5Rノンストップで打ち終わりたいので、とにかく試合中は止まらないことを意識して動き続けること」と、スタミナ面を強化し臨むという。「一貴選手とやった時は4R目で疲れて足が止まってしまい、ヒジの打ち合いで自分が先にもらって倒れてしまいました。打って空振りしても回って回り続けて足を止めないようにします」と、”壊れたサイボーグ”の自称通りブレーキを取り外して動き続けるとした。
「もう延長戦になってもいいぐらい、3分5Rではなく7R戦えるスタミナを付けていますが、それぐらいやっても試合ではまだ足りないぐらいだと思います」と尋常でないスタミナ強化に励んでいる様子。
孔稀はヨシホも倒し、タネ兄弟完全制圧を狙うと宣言しているが「もし僕が負けても勝つまでやめないですから完全制圧はありません。でも、次で僕が勝ったらもう孔稀選手とはしません、勝ち逃げします」と笑った。
「今度の試合にこだわらず、長い目で見て53kgでトップに立つことが大事だと考えていて、そのトップに立つために強い選手とやっていき最短ルートで辿り着きたいと思います」と因縁対決と見られがちな今回の試合も、自分にとってはトップに立つためのステップの一つだとした。
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