【KNOCK OUT】大流血タネヨシホが捨て身のラッシュも大崎一貴がTKO勝ち
キックスロード
「KNOCK OUT 2018 cross over」
2018年10月7日(日)東京・後楽園ホール
▼第5試合 KING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント準決勝 3分5R
●タネヨシホ(18=直心会/WBCムエタイ日本統一フライ級王者)
TKO 5R 1分35秒 ※レフェリーストップ
〇大崎一貴(22=OISHI GYM/WMC日本フライ級王者)
※大崎が決勝戦へ進出。
大崎は現在ムエタイの本場タイで活躍し、タイでの戦績は10戦9勝(8KO)1敗。切れ味鋭いパンチや空手仕込みのバックキックを得意としており、2月のルンピニースタジアムでの試合でもKO勝ちを収め、8連続KO勝ちをマークした石井と並ぶ優勝候補。8月の1回戦ではNJKFフライ級王者・能登龍也を2RでTKOに下している。
タネは昨年7月の『ROAD TO KNOCK OUT.2』に初参戦して勝利を収めると、10月大会では能登とドロー。そして今年2月にNJKFで行われた能登とのリマッチで勝利するなど、成長著しい。6月の1回戦では新日本キックボクシング協会フライ級王者・石川直樹に大差の判定勝ちを収めている。
1R、大崎はいつも通りパンチ&ローのコンビネーションとボディパンチで攻めていく。タネは左フックを狙いつつローを返す。大崎の左フックがヒットし、下がるタネへ大崎がコーナーへ詰めてのラッシュ。
2Rはミドルとローの蹴り合いとなり、大崎の左ボディブローにタネはヒジを合わせに行く。大崎の左フックにすぐに左フックを返す。終盤はタネがパンチのコンビネーションを繰り出して大崎をロープ際へ詰めていった。
3R、パンチの手数を増やしてきたタネに大崎は右ローと右ミドルで対抗。大崎が左ボディブローをヒットさせるとすぐにタネも同じ技を当て返す。終盤、パンチで前へ出てきたタネに大崎はヒザ蹴りを見舞う。
4R、パンチ&ローで前へ出るタネが左フックをクリーンヒット。さらに左ヒジも。残り1分、大崎はヒジ打ちを多用し始め、打ち合いの中で身体ごとぶつけるような左縦ヒジでダウンを奪う。立ち上がったタネだが眉間から流血。ドクターチェック後、タネが左右フックで猛然とラッシュを仕掛けて大崎も打ち合う。勢いあまってスリップするタネだが、すぐに立ち上がって打ち合いに行く。場内は大歓声に。
5Rも開始と同時に猛然とフルスイングの左右フックでラッシュするタネ。大崎は動揺することなく、よく見てきれいなパンチで打ち合う。大流血するタネは目が見えないのか、しきりに目を気にする。
それでも打ち合いを仕掛け、その中で倒れたところでレフェリーがダウンを宣告。立ち上がったタネだが大流血で目が開けず、レフェリーは試合をストップした。
熱戦を制した大崎は「今日の試合はKOで勝ったんですがタネ選手は凄く強くて、打ち合いの中で何とかヒジを、狙っていたんじゃないんですが当たって。その後、気迫が凄くて負けそうになったんですけれど何とか勝つことが出来ました。これも応援してくださる皆さんのおかげだと思っています。次の試合、どっちが上がってきてもまたKOで僕が勝って優勝するので応援よろしくお願いします」と、全試合KOでのトーナメント制覇を宣言した。
※全試合結果はこちら
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