【DEEP】“和製ヒョードル”ライトヘビー級王者・中西良行が引退
3月9日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『DEEP 88 IMPACT』で、DEEPライトヘビー級王者・中西良行(33=TRIBE TOKYO MMA)が引退式を行うことが発表された。
中西は全日本サンボ選手権大会を三連覇し、MMA(総合格闘技)ではパウンドを得意としていたことから“和製ヒョードル”と呼ばれ、2009年にはロシアの格闘技イベント『M-1チャレンジ』の日本代表として活躍した。
2010年2月から開催されたDEEP初代ライトヘビー級王者決定トーナメントでは準決勝で後にベラトール王者となったクリスチャン・”トントン”・ムプンボを破り、決勝では野地竜太を下し見事優勝。その後、ベルナール・アッカをハイキック一撃で失神させ、シンガポールの『ONE FC』ではメルヴィン・マヌーフに真っ向勝負を挑むなど数少ない大型日本人ファイターとして注目された。
2013年10月の『DEEP 60』で新村優貴、2014年4月の『DEEP 66』で井上俊介相手に圧倒的な強さでタイトルを防衛。2014年10月の『DEEP 69』では元PRIDEファイターの中村和裕を破り、DEEPミドル級王座も獲得してDEEP史上初となる同時2階級制覇を成し遂げた。
しかし2015年10月、RYOに判定で敗れてミドル級のベルトを失い、2016年8月の『DEEP 77』では長谷川賢にKO負けに終わるなどまさかの連敗を喫した。その後は試合から遠ざかり、このたび引退を発表した。
今大会で10カウントゴングの引退セレモニーを行う中西は「TRIBE TOKYO MMAの中西良行です。応援して頂いた皆様へ。私、中西良行はプロの格闘家を引退します。MMAは大好きなのですが、プロとして絶対に勝つ、今度は勝つぞ、という気持ちを作れないまま最後に試合をしてから2年経ちましたが、気持ちは変わらないままでしたので引退を決意致しました。この場を借りて皆様にご報告させていただきます。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました」とメッセージを送っている。
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