【RISE】ウクライナのキックエリートが初来日、志朗撃破に意欲
優勝賞金1000万円のRISE世界トーナメント『RISE WORLD SERIES 2019』が、3月10日(日)東京・大田区総合体育館にていよいよ開幕する。
今大会で行われる-58kg世界トーナメントの1回戦で、世界アマチュアK-1連盟WAK-1F K-1ルール世界王者ウラジスラフ・ミキータス(23=ウクライナ)は、ISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(25=BeWELLキックボクシングジム)と対決する。
ウクライナ出身のファイターといえばイゴール・ボブチャンチン、アルトゥール・キシェンコが有名だが、ミキータスは若干7歳の時からムエタイの英才教育を受けてきたエリートだ。
世界アマチュアK-1連盟(WAK-1F K-1)の世界王座を獲得、国際アマチュアムエタイ連盟(IFMA)の欧州大会などで何度も優勝を飾っている。プロ戦績は21戦18勝3敗(5KO)。
今回のオファーにミキータスは「以前から日本でファイトすることが夢だったので本当にうれしかった。キックボクシングやK-1発祥の地は日本という話も聞いていたので、参加できて本当によかったと思います」と初来日での参戦に意欲満々だ。
ミキータスがムエタイをはじめたきっかけは「父がボクシングのファンだったんですよ。毎週日曜テレビで父親と一緒にボクシング中継を見るのが好きで、自分でも格闘技をやってみたいと思っていました。父の友達でムエタイのコーチをやっている人がいて、誘ってくれたのがきっかけです」と、幼いながら自身の意思でをはじめたのだという。
「子供時代やジュニア時代にはほとんど負けた記憶がありません。ジュニアではムエタイのヨーロッパカップやワールドカップで優勝しています」と、ジュニア時代はほぼ負け知らず。16歳からシニア(大人)の大会に出場し、以後第一線で戦い続けている。
時にはタイまで足を伸ばし、練習や試合経験を積んでいるというミキータス。対戦相手の志朗もまた、母国とタイを行き来しキャリアを積んでいる。
その志朗についてミキータスは「私は対戦相手全てに尊敬の念を持っています。(試合映像を見る限り)志朗選手は強いので、闘えることを光栄に思います」とまっすぐなコメント。
試合への意気込みとして「第一の目標はきれいに闘うことです。ファンを喜ばせるために素晴らしいパフォーマンスをお見せしたい。第二の目標はもちろん勝つことです。キックを始めるきっかけを作ってくれた父は5年前に亡くなりました。生きていたら志朗との試合を生で見たいと言っていたかもしれませんね」と、亡き父のためにも大舞台で勝利したいという。
さらに「天国の父、そしていつも僕をサポートしてくれる家族のために、いまは週11回練習しています。月曜から金曜までは1日2回、土曜は1回というスケジュールです。できる限り練習しています。そうしないとキックボクサーとして成功しないので」とストイックに語るミキータス。3月10日はどのようなファイトを見せてくれるのか。
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