【ボクシング】プロ15年、船井龍一が初の世界戦、相手は王者アンカハス
IBF世界スーパーフライ級1位の船井龍一(33=ワタナベ)がプロデビューから15年にして世界戦に初挑戦する。
5月4日(土※日本時間5日午前)に米・カリフォルニア州のストックトンアリーナで『IBF 世界スーパーフライ級タイトルマッチ』としてIBF同級王者ジェルウィン・アンカハス(27=フィリピン)と対戦する。アンカハスは井上尚弥がWBO世界スーパーフライ級王者のときに統一戦を期待された選手だが、なかなか叶わず井上がV7達成を最後にバンタム級に転向。幻の一戦となってしまった。
船井は昨年11月、IBF世界スーパーフライ級王座挑戦者決定戦で同級7位のビクトル・エマヌエル・オリボ(メキシコ)に右ストレートを決め2RでTKO勝利し、今回のアンカハス戦につなげた。
会見で船井は、挑戦者決定戦でKOで勝ち次は世界戦と思いながら日々練習していたと言い、38戦のキャリアでようやく世界戦が決まったことについては「ついに来たかという感じ。4回戦で3敗して、その後も負けを経験しながらここまで来たました。日本チャンピオンになってから自信がつき、僕はそこからどんどん強くなったと思っていて、今ベストなタイミングだと思っています」と語り、33歳の年齢についても「33歳で遅いとは思っていなくて今がベストなタイミング」と強調した。
対戦相手のアンカハスの印象については「めちゃめちゃ強くてなんでも対応できる選手だと思っています。カウンターもうまいしアグレッシブだし駆け引きもすごく上手い。どれをとっても強いチャンピオン」と評した。
相手がサウスポーという点については、「僕自身、(サウスポーの選手に対して)4回戦とA級(8回戦以上)の初試合で2度負けて、苦手なのかとも思いましたが、あれからサウスポーに3連勝しているので苦手意識は特に無いです。右(パンチ)が右構えの選手とやるより当たりやすいと思うのでそこはいいところかなと思います」と逆に得意の右が当たるので長所でもあるとした。
果たしてアンカハスに得意の右が炸裂し、新元号最初の世界王者となることができるか。
王者アンカハスは身長166cm、リーチ169cm、33戦30勝(20kO)1敗3分、船井は身長171cm、リーチ未測定、38戦31勝(22KO)7敗。
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