【K-1 KRUSH】伊澤波人が必勝の覚悟「ケガしてタイトル挑戦できなくなってもいい」
4月19日(金)東京・後楽園ホールにて行われる『K-1 KRUSH FIGHT.100』の前日計量&記者会見が、18日(木)都内にて行われた。
フェザー級で対戦する英雄伝説世界-57kg級王者・伊澤波人(26=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と、TETSU(18=月心会チーム侍)は、共にリミットの57,5kgをクリアー。
伊澤は2018年4月からフェザー級に階級を上げて以来4戦無敗。タイトル挑戦まであと一歩のところまで来ている。対するTETSUは昨年12月のK-1プレリミナリーファイト、今年2月のKrushと連勝している。
フルコンタクト空手経験者で、道場主でもある伊澤の異名は”無限ローキック”。その名のとおり全ラウンド通してスネの様々な部分や角度を使って蹴りまくる。カカトを当て引き付けるように蹴る、新極真空手の世界三冠選手が広めた”ヴァレリーキック”も得意技だ。
伊澤に対しTETSUは「相手がすごい強いので今まで以上に練習してきた。(計量で見て)昔から見てきたように大きいな、格があるように見える」としながらも「ヴァレリーキックは効かない。ローキックは食らっても大丈夫なように対策してきた」と、伊澤のローは怖くないとする。
それに対して伊澤は「実際に僕のローキックを受けた人でないと分からないと思うんで。対策しても僕と同じようにローを蹴れる人はなかなかいないので、対策はできない。出来るとして(伊澤所属ジムの)KRESTの選手くらい」とTETSUの対策を全否定した。
さらに伊澤は「つらい稽古をしてきて、勝てる理由が整ったと思うくらい練習してきた。道場を持つようになり、応援してくれる人や教えている生徒も増えてきた。道場では『お前ら勝てよ』と言っているのに、先生が勝てないでどうするんだと」と熱くコメント。
以前の記者会見では「この試合をクリアーして次こそタイトルマッチ」とコメントした伊澤だが「今回に限っては、タイトルなんかどうでもいい。明日ケガして1年間試合ができなくなって、タイトルに挑戦できなくなっても何でもいい」と鬼気迫る表情で必勝の覚悟を語った。
そんな伊澤の気持ちを聞いたTETSUは「こんなことを言っていただいて、同じ舞台に上がったと思える。僕もそれくらい勝ちたい気持ちは一緒なんで、勝ちます。勝ちにこだわっていきます」とアンサー。
最後に伊澤は「僕も同じ。勝ちにこだわって、相手が倒れてくれたらいい。倒せるだけの技を鍛えてきた。武道の強さ、空手の強さ、『空手って強い』って思ってもらえる試合をしたい」と、空手家として必勝すると意気込んだ。
また、セミファイナルでウェルター級戦を行う、第3代Krushウェルター級王者・牧平圭太(30=HALEO TOP TEAM)、松岡力(25=K-1ジム五反田チームキングス)も、共にリミットの67.5kgをクリアー。
両者とも蹴りを得意とするキッカー対決だが、松岡は「ローを効かされないようにスクワットばかりやってきた。ローを効かされたら僕の脚が弱いというより、牧平選手が強い」と、ロー対策は万全の様子。
対して牧平は「全部ぶつけるだけじゃろ」ときっぱり。さらに「一戦一戦の覚悟が自分の中で変わってきた。そういう気持ちになったのは年齢も身体もだし、あとは親父としてですかね。一匹の雄として向かいます」と歳を重ね、守るもののために気持ちを作ってきたと語る。
松岡は「格闘技の残り人生、長くない。ここを落としたらベルトを獲れない。自分も二匹の(犬の)親父なんで、親父対決として頑張りたい。明日はKOを久しぶりに見せたい。ベルトを獲るまで勝ち続けるし、そうすれば…犬が喜びます」と笑いながらも覚悟を語った。
最後に牧平は「家族と応援してくれる人のために勝利を捧げたい」と改めて愛する者たちのために戦うと言葉すくなながらも、明日の勝利を宣言した。
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