【ボクシング】戦うシングルマザー吉田実代がWBO世界戦「これを獲ったら人生が変わる」
様々な格闘技キャリアを積んできた「戦うシングルマザー」ことプロボクシング日本女子初代バンタム級王者&OPBF東洋太平洋同級王者の吉田実代(31=EBISU K’s BOX)が、6月19日、千葉・幕張メッセでケーシー・モートン(35=米国)とのWBO世界女子スーパーフライ級王座決定戦に臨むことが、東京・恵比寿の所属先ジムで発表された。
吉田はかつて、留学先のハワイで格闘技に目覚め、キックボクシング、MMA、シュートボクシング、ムエタイの試合を国内外でこなした。2014年からボクシングに転向し、2017年10月に高野人母美(当時・協栄)との王座決定戦に判定勝ちで日本王座を獲得。翌年8月にグレエル・テパズ(フィリピン)に負傷判定勝ちでOPBF東洋太平洋王座も獲得した。現在までのボクシング戦績は13戦12勝1敗で、「戦うシングルマザー」と呼ばれる理由は4歳の実衣菜ちゃんを養っていること。生後6ヶ月からジムに一緒に来ていたので、今回の世界戦もどんな一戦かよく認識できているという。会見でも吉田は「娘からボクシングをしている私が好きだと言われて、改めて、胸を張れる結果を残したいと思った。欲を言えば今回は倒したい」と語った。
またこの一戦についても「10年間の格闘人生で最上級の一戦」と認識。「キック時代から一番になれないもどかしさがずっとあり、順風満帆ではなかったが、これを獲ったら人生が変わると思っている」と燃えている。
対するモートンはWBOアジア・パシフィック王者。米国本土ではなくハワイ在住のため、同王座の対象エリアであり、ここまで12戦8勝(1KO)1敗3分の好成績を残してきた。所属先の加山利治会長は「ガードが高くて手を出してくる相手だが、吉田もスタミナでは負けていない。デビューから厳しいマッチメイクもしたと思ったが、時には泥臭くも勝ち残って来れたので、今回もやってくれると信じている」と期待した。
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