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【修斗】“殴り者”髙谷裕之、修斗帰還マッチの相手は現世界王者・斎藤裕

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2019/08/10(土)UP

髙谷裕之(右)が12年ぶりの修斗で現フェザー級王者・斎藤裕(左)と対戦

 9月22日(日)東京・後楽園ホールにて開催されるプロフェッショナル修斗公式戦『SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第7戦 Supported by ONE Championship』で、12年ぶりの修斗復帰を果たす髙谷裕之(42=EXFIGHTFARM)の対戦相手が、修斗の現世界フェザー級王者・斎藤裕(31=パラエストラ小岩)に決定した。

 デビュー当時から「強い相手と闘うことこそがファイターとしての浪漫」との言葉を体現してきた髙谷にとってはベストの相手であり、まさに“修斗伝承”の言葉にふさわしい極上のカードが実現することとなった。

髙谷の右フックで元・修斗世界王者の日沖が崩れ落ちる。パウンドで追撃し1RKO勝利(17年10月)

 髙谷は2003年に修斗デビューすると、ストリートで磨いたワンパン(パンチ一発)を武器にすぐさま頭角を現した。その後もHERO’S、DREAM、パンクラス、RIZINと様々な団体に参戦し、“凶拳”とも言われる強打とグラウンドに持ち込ませない腰の強さ、そして勝負度胸で世界の強豪と渡り合ってきた。

 活躍の場はMMAに留まらず、全日本キックやシュートボクシング、RISEなどの立ち技にも積極的に挑戦。まさに歴戦の猛者と称するにふさわしいファイターだ。修斗への参戦は2007年11月のアントニオ・カルバーリョ(カナダ)戦以来となる。

前回、サルダリ戦では流血しながら激闘を見せた斎藤(左)

 当初、髙谷の対戦相手は宇野薫、リオン武というレジェンドを立て続けに破ったデュアン・ヴァン・ヘルフォートと目されていたが、ヘルフォートが前回のリオン戦で負傷。代替カードが難航する中、自ら名乗りをあげたのが斎藤だった。

 斎藤は2016年に中村ジュニアを判定で破り、プロ14戦目で世界王座を獲得。翌年4月の初防衛戦では宇野薫を、18年5月にはリオン武をそれぞれ判定で下している。今年1月にはドイツ修斗王者マーカス・ヘルドを2Rにパウンドで仕留めたが、5月のプロ修斗30周年記念大会では初参戦のアギー・サルダリ(オランダ)に判定負けを喫している。斎藤にとっては出直し戦となるが、あえてキャリアに勝る髙谷との戦いを選んだところに、修斗世界王者としての矜持がにじむ。

 1989年に後楽園ホールでプロフェッショナル修斗が旗揚げされて30年。数多くの戦いが築き上げてきた歴史があるからこそ実現する極上の修斗伝承スーパーファイトだ。

☆9.22 修斗 後楽園ホール大会の対戦カード・イベント情報はこちら

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