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【新極真会】緑健児代表、世界大会の大穴はアンディ・フグより素質感じた19歳のジマンタス(動画あり)

2019/10/30(水)UP

まだ茶色帯ながら、緑代表が世界大会の大穴と評したジマンタス(c)新極真会

 11月9日(土)、10日(日)の二日間にわたって、武蔵野の森スポーツプラザにて開催される新極真会の『第12回全世界空手道選手権大会』。4年に一度の開催であることから『空手オリンピック』と言われるこの大会の強豪外国人について緑健児代表に語ってもらった。

 世界大会ごとにレベルアップする外国選手だが、新極真会では15年前にユースジャパンという19歳以下の強化チームを作り、レベルアップに成功。今回の世界大会の新極真会所属の代表メンバー24人は全員がユースのメンバーだ。
 そのユースメンバー第一世代である、島本雄二(29=全日本4度制覇)が今回世界大会2連覇を目指す。過去、世界大会2連覇を達成したのは79年の第2回と84年の第3回世界大会を制覇した中村誠のみ。島本はこの偉業に並ぶか注目される。

強豪外国人について語る緑代表

 しかし緑代表は、島本について「2連覇への道のりは険しい戦いとなる」と言う。今回は新極真会で過去最高101ヵ国と地域から選手が出場。全4ブロックからなるトーナメントには強豪が名を連ねる。
緑代表が挙げた各ブロックの代表的な強豪は、
Aブロック=ヨーロッパ最強選手と言われるマシエ・マズール(28=ポーランド/15年世界8位)。彼は全ヨーロッパ大会の+95kgを制し大会3連覇中だ。
Bブロック=ロシア敵なしのナザール・ナシロフ(28=ロシア/15年世界6位)
Cブロック=新極真とも提携するロシア、ヨーロッパの大手空手組織KWU(極真ワールドユニオン)の世界王者のエドガー・セシンスキー(25=リトアニア/15年世界7位)。
Dブロック=世界2連覇を狙う島本が位置する。

前回大会3位決定戦で前田勝汰にボディを叩き込み勝利したルーカス・クビリウス(左)

 緑代表はこのシード選手以外にも海外のベテランがひしめくと語る。
「ヴァレリー・ディミトロフ(38=ブルガリア/Bブロック/07年世界3位、13年カラテW杯重量級優勝)の存在は要注意です。5回目の世界大会出場で、ヨーロッパ大会で軽重量級で今年含め、5大会王座を死守しています。安定感があり、38歳とはいえ、まだまだスタミナもあります。連続出場でいうと第7回大会から6回目の出場となるブライアン・ヤコブセン(40=デンマーク/Cブロック/11年世界5位)、9回大会から4回連続出場してくるルーカス・クビリウス(リトアニア=Cブロック/15年世界3位)、ウラジミール・アルチュシン(30=カザフスタン/Dブロック/17年世界ウエイト制・軽重量級3位)も侮れません」

前回の世界大会で島本を苦しめたマズール(C)新極真会

 そして緑代表は大穴として19歳のジマンタスの名を挙げた。
「リトアニアのパウリス・ジマンタス選手、それまではKWUヨーロッパ大会、リトアニアの国内の大会くらいしか出場経験がなかったのですが、今年4月の新極真ヨーロッパ大会の重量級でデビューを果たすと決勝戦まで進出しました。決勝ではマズール選手に敗れてしまいましたが、衝撃的なメジャーデビューという印象でした」
 そしてその衝撃度を聞くと「故アンディ・フグが世界大会で彗星のごとくデビューして、日本人選手に勝利したり、追い詰めたりしてきましたが、私の目にはアンディよりも素質がある選手という印象を持ちました」と注目発言。リトアニアの選手は近年の世界大会では、必ずといっていいほど上位進出を果たしており、活躍が期待される。そのリトアニアの強さの秘密は国内の武道人気にあると言う。

エドガー・センスキー(右)

「リトアニアの国民は300万人にも満たない国ですが、国を挙げるかのようにスポーツが盛んな国。バスケットボールはヨーロッパのプロリーグでも活躍する選手がいるほど子供たちの憧れのスポーツでもあると聞いています。そのバスケットボールの次に盛んなのが武道で、空手の人口は年々増えています。(リトアニアは平均身長が世界でも8番目の国だが)ジマンタス選手も186㎝・98㎏の体躯から繰り出すパワフルな突き、上段もしっかり蹴れる選手ですので、日本人選手にとっては要注意の存在です」と警戒した。

ヴァレリー・ディミトロフ(右)が得意のヴァレリーキック(踵でローを蹴る)を放つ

 ジマンタスはBブロックに位置し、1回戦シード、日本人と対戦するとすれば4回戦で今年のJFKO全日本軽量級王者の大石航輝(芦原会館)、それに勝てば前出の強豪、ナザール・ナシロフ(ロシア)と5回戦で対戦する。まだ黒帯手前の茶帯の新人で荒削り感はあるというが、今回の世界大会でどこまで勝ち上がるか注目される。

 また、他の注意国として「マズール選手を擁するポーランドは脅威です。ポーランドの新極真会の会員は7500人います。底上げもどんどん進んでいます。選手層の厚いロシアやパワフルな組手が得意のカザフスタン、トリッキーな動きをしてくる南アフリカの選手にも注目してほしいですね。この選手たちに対峙する日本選手団の活躍が楽しみです」と強豪国が並ぶ中、日本の連覇に期待した。

【緑健児代表がピックアッピした強豪外国選手】
マシエ・マズール(28=ポーランド/Aブロック/15年世界8位/全ヨーロッパ3連覇中)185cm、95kg
ナザール・ナシロフ(28=ロシア/Bブロック/15年世界6位)185cm、87kg
エドガー・セシンスキー(25=リトアニア/Cブロック/15年世界7位/KWU世界優勝)192cm、92kg
ヴァレリー・ディミトロフ(38=ブルガリア/Bブロック/07年世界3位、世界ウエイト制大会3回優勝)184cm、86kg
ブライアン・ヤコブセン(40=デンマーク=Cブロック/11年世界5位)195cm、100kg
ルーカス・クビリウス(36=リトアニア=Cブロック/15年世界3位)189cm、105kg
ウラジミール・アルチュシン(30=カザフスタン/Dブロック/17年世界ウエイト制・軽重量級3位)178cm、88kg
[大穴]パウリス・ジマンタス(19=リトアニア/Bブロック/19年全ヨーロッパ重量級2位)186㎝・98㎏

ジマンタスが開始早々に前蹴りでダウンを奪うシーン(再生開始1~3秒)

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