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【結果】10.6 新極真会『第56回 全日本』は多田成慶が破壊力の下段で初優勝!女子は鈴木未紘が目代結菜を最終延長で競り勝ち連覇

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2024/10/06(日)UP

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初優勝の多田

新極真会主催『第56回全日本空手道選手権大会』2日目 結果 速報
10月6日(日)東京体育館
新極真会 第56回 全日本大会の結果・速報

【男子組手 決勝】
●遠田竜司(とおだ・りゅうじ=18/新極真会 東京江戸川支部)
結果 判定0-2、0-4
〇多田成慶(ただ・なりよし=26/新極真会 福岡支部)

多田がローキックを効かせる

 多田は21年の全日本で準優勝、22年の世界ウエイト制軽重量級で準優勝している強打の使い手。大きく振りかぶってのフックと強烈な右ローを得意とする。準決勝では前田勝汰を本戦で撃破した。
 対する遠田は昨年の世界大会で、18年世界準優勝マシエ・マズールに勝利し、いきなりベスト8になった18歳。今大会では準決勝で、トップシードで、7月の世界トーナメント『空手Champion of Champion』優勝の岡田侑己 を本戦で破る番狂わせを挙げ、決勝に進出した。

 試合では、遠田は左ミドル、左ローを連続で炸裂させると、多田の動きが一瞬止まる。しかし多田も、得意の振り回すような肩口へのフックとインローで前へ出る。
 最後は打ち合うも、多田のパンチ、右ローの手数が印象的だ。遠田は左ハイをヒットさせるも、多田は倒れず。

遠田がハイキックを放つも逆転ならず

 判定は多田に2本上がるも、延長へ。

 多田は右ロー狙いだが、遠田が左ミドルを次々とクリーンヒットさせ、多田の動きが止まる。
 しかしスタミナが切れたか、遠田が防戦気味の状態が目立ち、多田はここぞとラッシュ。最後は遠田がヒザ連打するも、多田は下がらず。

 判定は自力に優った多田に4本上がり、多田の初優勝が決まった。

 多田は「ホッとしています」「初めてで、嬉しいです」と朴訥なコメント。更に「一日一日100%努力してきた」と語り、感謝の言葉を述べる。
 最後に「5月に世界大会があるので頑張ります」と意気込んだ。


鈴木が連覇、目代は準優勝、3位に藤原、4位は網川

【女子組手 決勝戦】

●目代結菜
結果 判定0-2、0-0、1-2、体重判定65.2kg-71.8k(8kg以上の差なし)、最終延長0-5
〇鈴木未紘

鈴木がローキックで攻める

 鈴木は22年の全日本優勝すると、昨年の世界大会、更には今年7月の世界トーナメント『空手Champion of Champion』でも優勝している絶対女王。準決勝では藤原桃萌との最終延長に渡る死闘を繰り広げ上がってきた。
 対する目代は、”高速パンチ女子”として名を馳せ、昨年の世界大会では3位。準決勝では世界大会準優勝・網川来夢との、こちらも最終延長まで戦い決勝に進出した。

 試合では、目代が速攻、速射砲のような突き連打、更に前蹴りで突き放す。鈴木は落ち着いて圧力をかけては胸へのパンチ、インローの音を響かせる。目代は回り込んで連打も、鈴木のヒザが腹に入った。 

 本戦は鈴木に2本上がるも、延長。

目代のパンチ連打

 鈴木は前進し続け、腹へのアッパーを集中。しかし鈴木が”胸つけ”で注意を取られると、目代が強烈なストレート連打で鈴木が入れない場面も。

 延長戦は0-0で再延長へ。

 目代のパンチの手数が落ちない。鈴木はくっついて腹にアッパーも、またも胸つけで注意を取られる。目代はストレート連打で距離を取り、またも鈴木が入れない展開に。

 判定は鈴木が2本、目代が1本、引き分け2本で体重測定へ。
 体重は目代が65.2kg、鈴木が71.8kgで8kg以上の差がないため最終延長だ。

 最終延長、鈴木が胸へのパンチから強烈なアウトロー。目代のパンチは若干手数が減ったか。最後は目代のストレート連打も、鈴木のヒザ、ローも入る。
 
 判定は5本ともに鈴木。鈴木が22年全日本、昨年世界大会に続き優勝。絶対女王ぶりを見せつけた。

 鈴木はマイクで感謝を述べ「最終延長になっても、絶対負けないという自信を持って稽古をしてきた」とコメントした。


【3位決定戦 男子】
●前田勝汰
結果 判定0-5
◯岡田侑己 

岡田が胴回転廻し蹴りで逆転勝利

前田の強烈な突きの連打に押される岡田、ダメージもあるようだ。しかし終盤、岡田の胴廻し回転蹴りが前田の頭部にヒット!ふらついた前田、岡田に技ありが与えられた。

【3位決定戦 女子】
●網川 来夢
結果 判定0-5
◯藤原 桃萌

藤原が網川に圧力と手数で判定勝ち

互いに打ち合うも藤原が圧力と手数で勝利

▶︎次のページは準決勝、準々決勝の結果

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