【新極真会】多田成慶、140kgスクワットの強烈ローキックで優勝!”若き超新星”遠田は右足”自爆”も大健闘!
10月6日(日)、新極真会主催『第56回全日本空手道選手権大会』は21年全日本2位の多田成慶(ただ・なりよし=26/新極真会 福岡支部)が延長の激闘の末、悲願の優勝を果たした。
多田は強烈なローキックにさらに破壊力が増していた。試合後の会見では、下半身強化がプラスになったと答えており、これまでのジャンピングスクワットに加え、140kgを担いでのスクワットもこなしてきたと言う。負けた遠田竜司(とおだ・りゅうじ=18/新極真会 東京江戸川支部)はダメージが大きく、右足の甲と足首が腫れ、ふくれ上がっていた。
【フォト】遠田のぷっくり腫れた足の甲、多田の強烈なローキックと遠田の胴回転廻し蹴り!激闘の様子
試合では多田がローキックを放つとバシッ!その打撃音が場内に響く。決勝の相手は遠田竜司(とおだ・りゅうじ=18/新極真会 東京江戸川支部)。パンチからのヒザ、ローキック連打からジャンピングハイキックなど多彩な技で勝ち上がってきた。
遠田は昨年の世界大会で、18年世界準優勝マシエ・マズールに勝利し、いきなりベスト8に入った超新星。今大会では準決勝で7月の世界トーナメント『空手Champion of Champion』優勝の岡田侑己 を本戦で破る番狂わせを挙げ、決勝に進出した。
試合では、遠田は左ミドル、左ローを連続で炸裂させると、多田の動きが一瞬止まる。しかし多田も、得意の振り回すような肩口へのブーメランフックとインローで前へ出る。
最後は打ち合うも、多田のパンチ、右ローの手数が印象的だ。遠田は左ハイをヒットさせるも、多田は倒れず。
判定は多田に2本上がるも、延長へ。
多田は右ロー狙いだが、遠田が左ミドルを次々とクリーンヒットさせ、多田の動きが止まる。
しかしスタミナが切れたか、遠田が防戦気味の状態が目立ち、多田はここぞとラッシュ。最後は遠田がヒザ連打するも、多田は下がらず。
前へ出てパンチ、強烈なローキックで攻め続けここで終了の太鼓が鳴る。判定は多田に4本上がり、多田の初優勝が決まった。負けた遠田は足を引きずるように試合場を降りた。
多田は全日本優勝に「初めてで、嬉しいです」と喜び、更に「一日一日100%努力してきました」と感謝の言葉を述べる。最後に「5月に世界大会があるので頑張ります」とWFKO(緑健児代表理事=世界フルコンタクト空手道連盟)主催『第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会』(5月31日~6月1日 有明アリーナ)に向け意気込んだ。
敗れた遠田は試合後の会見で「多田選手の身体が鍛え抜かれて硬かった。攻撃したほうが怪我してしまいそうなほど」と脱帽。決勝では、ほぼ使わなかった右足の蹴りだが、右足の甲が大きく腫れており、怪我について聞くと「自爆ですね」と一言。ローキックに対し、スネ受けされるが、トーナメントで勝ち上がるにつれ痛めていったのだという。足を痛め「技がなかなか出なかった」と悔やんだ。
しかし大活躍の18歳、この経験を活かし大きく成長するだろう。超新星の今後にも期待だ。
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