【ボクシング】白井・具志堅ジムが7月末で閉館、3年前にも閉館を検討
6月6日(土)、ボクシングの白井・具志堅スポーツジムが、7月末で閉館することを公式サイトにて発表した。
白井・具志堅スポーツジムは、日本人初のボクシング世界王者・白井義男と、日本男子最多の世界王座防衛13度という記録を持つ具志堅用高が1995年に設立。
後年、なかなかスターは現れず閉鎖を考えていたが、所属選手の比嘉大吾が2017年5月にWBC世界フライ級チャンピオンになったことで存続を決意していた。
「大吾がチャンピオンにならなければ、ボクシングを辞めよう、ボクシングジムを閉鎖しようと思ってました」比嘉が新王者となった一夜明け会見で語った具志堅会長の言葉だ。
その後、快進撃を続けた比嘉だったが、比嘉が18年4月の試合で体重超過により王座剥奪、さらにJBCよりライセンスの無期限停止処分が下された。20年2月にノンタイトルの復帰戦でTKO勝利するも、比嘉は翌月に契約更新せず、白井・具志堅ジムを離れフリーとなっていた。4月11日から緊急事態宣言でジムを閉館、6月1日から営業再開していたが、6日に閉鎖を発表した。
具志堅会長は現在64歳、閉館の理由に「気力・体力ともに、これまでのように情熱を持って選手の指導にあたるには難しい年齢になったこともあり、ここが潮時と決断致しました」と綴っている。
■WEBサイトに掲載された全文は以下の通り
拝啓 梅雨の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。さて 白井・具志堅スポーツジムは、これまで25年に渡り皆様のご厚情を賜り営業を続けて参りましたが、来る7月31日をもちまして閉館することになりました。
私、具志堅用高は、気力・体力ともに、これまでのように情熱を持って選手の指導にあたるには難しい年齢になったこともあり、ここが潮時と決断致しました。
所属選手につきましては、最後まで責任をもって移籍先を見つけます。
移籍選手へのご声援を今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
今後は私にできることがありましたら、別の形でボクシング界に携わらせて頂ければと思っております。
皆様からお寄せ頂きましたご厚誼に心から感謝致します。本当にありがとうございました。 敬具
令和2年6月6日
白井・具志堅スポーツジム
会長 具志堅用高
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