【RISE】那須川天心との再戦望む志朗、RISEルールで勝つために“足りないもの見つけた”
11月1日(日)エディオンアリーナ大阪で開催される『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Osaka』に参戦する、ISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)が公開練習を行った。
志朗は16年にISKA世界王座を獲得。昨年のRISE WORLD SERIES 2019 -58kgトーナメントに参戦すると、ルンピニー王者のルンキット・ウォーサンプラパイを下す大金星を挙げ、決勝では那須川に敗北こそ喫したものの、徹底的な対策で那須川の爆発力を封じ、その実力の高さを証明した。
公開練習で志朗は、呼吸を科学したトレーニングマスク「レブナマスク」を付けてシャドーボクシングとミット打ちを披露。毎日このマスクを付けシャドーを行っており、息が切れることもなくスタミナ面もばっちりだという。今回、試合に向けてコンディションが良く、現在の仕上がりは7~8割、疲労を抜けば100パーセントの出来とのこと。
今までオーバーワークも多く、疲労が抜けないこともあったというが、新型コロナウイルスの影響で試合が無い期間のコンディション調整を見直し、現在は試合前のスパーリングでもボクシングの現役チャンピオンやランカーにも負けないほどだという。
当初、志朗の相手に決まっていた良星は9月のRIZINで右眼窩底骨折し欠場。対戦相手がシュートボクシング(SB)日本スーパーバンタム級王者・植山征紀(龍生塾ファントム道場)に変更となっている。
植山とは身長差もなく、良星相手では必要だった自分よりも身長の低い相手への対策が必要なくなった。また「ガンガン前に出てくるタイプ」の植山は難しい相手ではないと、対戦相手変更は志朗にとって良かった点もあるようだ。
別ブロックの鈴木真彦vs江幡塁は、RISEルールの経験が豊富な鈴木が勝ち上がると予想しており、鈴木対策の練習も積んでいる。江幡とも戦ってみたいとは思うが、RISEルールである以上、RISEのチャンピオンとの試合を望んでいる。
今回は準決勝が第10試合、決勝が14試合というスケジュールのワンデートーナメントとなっている。4人全員が同じ位の実力で、全員無傷ということは無いと分析する志朗は、試合間隔を短いとは感じるが心配はないと話した。
トーナメントに向け約2か月、節制した食生活を送ってきているという志朗。終始冷静で真面目に答える傍ら、トーナメント優勝後にはピザやハンバーガー等、2か月食べていなかった”太るパン”が食べたいと発言し、記者の微笑を誘う一面も見せた。
このトーナメント優勝者は、那須川天心への挑戦権が得られる。志朗は賞金よりも那須川と戦う権利に一番の価値を持ち、賞金の使い道は豪雨災害を受けた熊本や、タイへの寄付を考えているという。
那須川にRISEルールで勝つために、自分に何が足りないかというものを見つけることが出来たという志朗は、那須川戦にも「最近は本当に自信がありますね」とコメント。インタビュー等でボクシング転向に言及している那須川がキックボクシング界にいる間に、絶対に戦いたいと意気込んだ。
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