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【RISE】那須川天心と引退試合の裕樹が、天心ファンに伝えたいこと

2020/10/20(火)UP

那須川天心と引退試合を行う裕樹(左)

 11月1日(日)エディオンアリーナ大阪で開催される『RISE DEAD OR ALIVE2020』のメインイベントに出場する、RISE三階級制覇者・裕樹(37=ANCHOR GYM)が公開練習を行った。

 相手は那須川天心(21=TARGET/Cygames)で、58kg契約の一戦で対決する。裕樹はこの試合が引退試合となる。

得意のローキックを放つ裕樹

 公開練習で裕樹は、パンチからローキックへ繋げる素早いコンビネーションシャドウを披露。またサンドバッグに向かって得意のローキックを中心に、3分間打ち込んで見せた。

 練習を終えた裕樹は「ようやく僕の番が来たな」とニヤリと笑う。「引退試合という実感は無いです。相手が相手じゃないですか。今が最高に全盛期を迎えられてるんで、ここで終われるというのも嬉しいですし。かといって、この先はないのかと考えると実感はあまりない」と、目の前の天心戦に集中しきっているようだ。

ローキックでロッタンを苦しめる裕樹

 那須川天心は、言わずと知れたスピードファイター。那須川のスピードに対しローキックを当てにいく自信はあるかとの問いに、裕樹は「かなり難しいと思ってます。自信はあるんですけど、難しいことに挑戦していきたいという気持ち。天心のファンなので、以前から彼と戦うイメージはしていた。『これは当てれねえな』と。でもそこを挑戦、頑張るしか無い」と、代名詞でもあるローキックを当てられるかが勝負だと言う。

あえて無策で那須川に挑むという裕樹

 対天心の戦略については「当てに行く策? 無いですよ。彼に策なんて立てても一緒です。根性です。昭和の人間ですから、作戦立ててもたぶん飛びます。それにみんなが求めてるのってそこじゃない。僕が作戦立てても煮え切らないファイトで終わりそうなので。そんなファイトはしたくないんですよ」と、あえての無策で神童に挑む。

 とはいえ「玉砕するつもりはない。倒れるつもりはないけど、今まで僕は何回も倒されてきているし、努力してきたことがたったの1Rで終わってることも何回もあるんです。それを怖がってるわけではない。だからこそ最初から倒しに行きます。相手も分かってると思うし、そうじゃないと戦う意味はない」と全力で集大成をぶつけにいく。

友人でもある皇治(右)は那須川に完封され判定負けした

 天心の前戦は9月のRIZINでの皇治戦だが、裕樹は友人でもある皇治に試合直後に話を聞いたと言う。話の内容は「それは言えないです」と秘密とのことだが「僕と考えてることがほぼ一緒だった。天心が3R戦うことはあまりないし、1ヶ月前なので良いデータになった。僕からしたらすごくありがたい試合だった」と言う。
 しかし皇治戦を見て、皇治の話を聞いた後も「作戦はまったく変わらないです。何も変えない。みんな分かっているでしょう、ローキックしかない。天心選手が僕のローを受けて、なお立っているのか。またはローキックをもらわないで僕をKOするのか。それだけです」と戦い方がブレることは一切ないと言う。

■最後に伝えたい「積み重ねること、勝負とは何か」

会見に出席した那須川天心(右)と裕樹(C)RISE

 今回の試合はABEMAで中継され、那須川の試合ということで、裕樹をあまり知らない若いファンたちも多く観ることが予想される。
 裕樹はそんな若いファンたちに向けて「僕はキックボクサーとして22年目になります。16の時から始めて、11月6日で38歳になります。やりはじめた時から、スタイル変えてないです。パンチとローキックだけでやってきました」と語りかける。

 続けて「ありがたいことに、ここまで続けることが出来た。RISEという大舞台で、トップファイターたちと階級を変えながら戦ってこれた。そして最後に、那須川天心という誰もが認める強いファイターと。若い子からすればただのオッサンですよ。誰こいつと」と微笑む。

小さな積み重ねを続けてきた、と語る裕樹が最後の一戦に向かう

 さらに「じゃあなんで僕がここに辿りつけたかというと、同じことを同じ毎日を、周りから見たらバカみたいと思うかもしれないけど、僕はずっと続けてきたんですよ。だからここに辿りつけたと思ってます。僕は色んなことが出来ないってことがあるかもしれないですけど、一つ突き詰めてきたので。小さな積み重ねを続けることで、ここまで辿り着ける」と言葉を選びながら語る。

 最後に「そして、これは勝負なので。99パーセントの人たちが、那須川が勝つと思ってるでしょう。でも勝負っていうのは何があるか分からない。なので、そこを見てもらいたい。勝負とは何か。キックボクシングを見てもらいたい。男と男の勝負です。那須川天心と引退するオヤジの勝負じゃないです。そこを若い子たちには見てもらって、何か感じてもらえたらいいかなと思います。僕がリングに立つ時から、リングを降りる時まで、しっかり目に焼き付けてもらいたいなと思います」とキックボクシング最後の一戦を通じ、戦うこと、立ち向かうことを感じてほしいと語った。

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