【RIZIN】前田日明がスランプの元K-1世界王者・大雅に痛烈ダメ出しもアドバイス
11月21日(土)に大阪城ホールにて開催される『RIZIN.25』にてキックボクシングルール・ワンマッチで、DEEP☆KICK -63kg第3代王者の山畑雄摩(25=NJKF心将塾)と対戦する大雅(24=TRY HARD GYM)が18日、自身のYouTubeチャンネルに前田日明氏をゲストに招き、貴重なアドバイスを貰った。
大雅は、皇治、卜部兄弟、武尊らと名勝負を繰り返した元K-1ワールドGPスーパー・フェザー級王者。2017年にRIZINに電撃参戦し話題を呼んだが、そこからRIZINやRISEなどで10試合を行い、1勝8敗1分と長いスランプ状態が続いている。
総合格闘技団体『THE OUTSIDER』のプロデューサーを務める元プロレスラーで格闘家の前田氏が、大雅と兄・HIROYAのいるTRY HARD GYMを訪問。二人から不振から抜け出すアドバイスを求められ「今の不調の原因は試合しすぎ」と開口一番。そこから“悪いサイクル”に陥っているという。
試合のダメージが抜け切れず万全の調子でないコンディション状態で、対戦相手や自分自身の動きを研究をせずに戦い続けていると指摘。その結果、相手に動きを読まれるなど試合の主導権も奪われ、スタミナ配分や動きのバランスが大きく崩れてしまっていると、スランプの原因となっている“悪循環”を説明した。
多くの格闘家を育ててきた前田氏のその指摘が的確過ぎたからか、大雅と練習コーチでもあるHIROYAはうなずくばかり。痛烈なダメ出しをする前田だったが「その中であんないい試合をするのは大したもの。だからちゃんとやれば、勝ち続ける子だよ」と、大雅の格闘家としての“器”を絶賛した。
その後、格闘技とは“相手の嫌がることをすればするほど有利になるスポーツ”とその本質を諭し、ボクシングの井上尚弥の“対戦相手のリズム崩しの巧みさ”や、元K-1王者の久保優太や那須川天心の“頭を使った戦いの上手さ”を例えに出しながら、大雅が今後に何をすべきかを具体的に助言し、「頭を使わないとダメ」と、野性的な戦いが魅力の大雅に戦略性を高める努力を求めた。
真剣に耳を傾ける大雅とHIROYA。格闘技界随一の“ご意見番”の金言を貰い、週末の山畑戦で見事な復活勝利を挙げることができるか、注目したい。
▶︎次ページは、格闘技界随一の“ご意見番”前田日明が語る格闘技とは?大スランプの大雅に金言アドバイス!
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