2021/02/12（金）UP
（最終更新：2021/03/09 21:18）

会見に出席したスダリオ（左）と宮本

　3月21日（日）に愛知・日本ガイシホール（名古屋市総合体育館）で開催される『RIZIN.27』でスダリオ剛（23＝フリー）と宮本和志（41＝和志組）が［RIZIN MMAルール（120.0kg）5分3R　※肘あり］で対戦することが発表された。

　スダリオは大相撲の元貴ノ富士。力士時代に163kgあった体重を昨年9月のデビュー戦では112.85kgと50㎏の減量を成功させ、ディラン・ジェイムスを降しMMAデビューを飾った。大晦日にはミノワマンにカーフキックからグラウンドパンチでTKO勝利している。

　スダリオは「名古屋は、力士時代から一度も負け越したことが無い縁起の良い街なので、名古屋から応援してくれている皆さんのためにも頑張ります。対戦相手の方はどういう方か正直まだわからないのですけど、半端な気持ちでは無いと思うので、殺しに来る気持ちで是非来てください。僕も殺される覚悟と、殺しに行く覚悟はあるので、そういう試合を見せていけたらと思います」とコメント。

強烈なカーフキックでミノワマンを倒したスダリオ（2020年12月）

　対する宮本は2001年に全日本プロレスでプロレスデビュー。以降は新日本プロレスやプロレスリングノアなどに参戦。15年からは東日本大震災で被災した地元福島県を盛り上げるべくチャリティプロレスも開催し、復興支援に取り組んでいる。現在、超硬派武闘集団和志組を結成し、MMAの練習にも励みRIZIN参戦に狙いを定めていた。

　宮本は「自分は福島県の双葉郡出身なんですけども、今年は東日本大震災から10年ということで、帰還困難区域に帰れない人たちに勇気と元気を与えるような激しい試合をして頑張りたいと思います」と熱くコメント。東日本大震災から10年目となる節目の年に、今回のチャレンジで地元に勇気を与えるとともに、日本人離れした超怪力で勝利を狙う。

　スダリオの前戦の相手、ミノワマンは身長172cm、82.70kgと、190cm・115kg（計量時：114.65kg）のスダリオに比べかなりの体格差があったが、今回対戦する宮本は182cm・118kgと、身長はスダリオのほうが8cm高いものの体重は宮本のほうが3kg重い。

　デビューからスダリオがプロレスラー相手に2連勝していることに対し、同じくプロレスラーの宮本は「プロレスラーを代表する言い方ではないですけれども、プロレスラーの本当の強さを見せて熱い試合をしたいと思います」と意気込む。対してスダリオは「（プロレスラーに対して）得意意識はないですけど、正直プロレスラー狩りをしたいわけではないので、今回早くぶったおしてMMAのファイターと試合させてもらえるように頑張ります」と、宮本に勝利しMMAファイターとの試合実現を望む。

　元力士のスダリオと、プロレスやボディビルで鍛え上げた肉体の宮本のヘビー級なド迫力ファイトに注目が集まりそうだ。

＜決定対戦カード＞
▼RIZIN MMAルール（120.0kg）5分3R　※肘あり
スダリオ剛（フリー）
vs
宮本和志（和志組）

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