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【RIZIN】スダリオ剛、秒殺KO後の大荒れの理由は宮本の”ゴング前の突進”

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2021/03/21(日)UP

スダリオは8秒の秒殺KO勝利を飾ったが、ゴング後も攻撃を辞めず乱闘寸前に

 3月21日(日)愛知・日本ガイシホールにて行われた『RIZIN.27』にてRIZIN3戦目のリングに上がった元大相撲のスダリオ剛(23)。

 対戦相手のプロレスラー宮本和志(42=和志組)を右フックで倒し、その後、鉄槌で襲ってフィニッシュ。わずか8秒のKO劇だったが、ゴング後もさらに攻撃を加え、両軍セコンドがリングに入り混乱状態となった。

ゴングが鳴っても攻撃をやめないスダリオにレフェリー、陣営が必死に止めに入る

 混乱が収まった後でスダリオはマイクを取り、「みなさん、こんにちは。またつまらない試合をしてしまってすみませんでした」と観客に謝罪。RIZIN榊原代表に「ちゃんとしたファイターとやらせてください」とリクエストした。

 試合後の囲み会見で興奮してしまった理由については、開始のゴングが鳴る少し前からフライングのように相手が突っ込んできたこと。

「合図があってから戦うと思ったんですけどね。僕もやられると思ったのでリングの上なので。もちろんやらなきゃ僕がやられる可能性もあった」と話した。

両陣営、乱闘寸前の様子

 元々、決死の覚悟でリングに上がっているスダリオ。「記者会見の時も言ったんですけど、殺す、殺されるの覚悟がありました」と話す。試合前、まだ2戦しかしていない中、当然ではあるが、誰々とやっても勝てないなどの周りの雑音には溜まってたものがあったという。また現在活動しているMMA競技選手と組んでもらえないという鬱憤も。そんな中でスダリオは「煽りVの中で“てめえ!”って言われて」とさらに熱くなったようだ。

 試合後、リングを降りたスダリオは「宮本選手に謝りに行きました。“すごい優しい人だな”と思いました。“興奮してすいませんでした”って言ったら、宮本選手も“そんなん大丈夫だよ。こちらこそごめんね”って」乱闘騒ぎを謝ってくれたという。

試合後の囲み会見で語るスダリオ

 試合を重ねるごとに成長を感じているというスダリオ。次はしっかりとしたMMA競技選手とやりたいと話す。誰と戦いたいかと問われると「誰という話はまだできるほどではないが、まずはしっかりと経験を重ねていきたい」と謙虚に話した。
 そして最後に「皆様にご不快な思いをさせてしまってすみませんでした。もっともっと強くなって興奮してもらえるような試合をするので応援よろしくお願いします」と結んだ。

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