【ボクシング】ネリが”野獣モード”で統一戦に自信、相手は14㎝リーチで上回る無敗王者=5.16
5月15日(土/日本時間16日)米カリフォリニア州カーソンで、WBCスーパーバンタム級王者ルイス・ネリ(26=メキシコ)と、WBA同級王者のブランドン・フィゲロア(24=アメリカ)がタイトル統一戦として対決する。ネリは今回が初防衛戦。互いにKO率7割以上の高KO率同士の対戦だ。
▶︎(動画)ネリがボディで衝撃KOの瞬間、元王者パヤノは立ち上がれず
日本では悪童として知られるネリは、18年の山中慎介戦での体重超過、王座剥奪で知られる。19年7月の元WBAバンタム級スーパー王者のパヤノ戦では、226gオーバーだったが再計量でようやくパス。19年11月のエマヌエル・ロドリゲスとのWBC世界バンタム級挑戦者決定戦でも体重超過、ネリ側への金銭的ペナルティを課しての試合に相手が同意せず、試合がキャンセルとなっている。
その後スーパーバンタム級に転向し、昨年9月にWBC王座を獲得。一時は度重なる体重超過ゆえか、WBCの世界ランキングからも除外されていたネリだが見事に二階級制覇という形で返り咲いた。戦績は31勝(24KO)無敗。
今回の試合でも無事に計量パスなるか、はたまた3度目のオーバーとなるか注目が集まるが、ネリは自身のツイッターで13日「準備は出来ている」と自信たっぷりのツイート。他にも「待ちきれないぜ」「野獣モードだ」など投稿しており、今回の試合へのモチベーションは高い。
対するフィゲロアは21勝(16KO)1分とこちらも無敗。19年4月にWBAスーパーバンタム級王座を獲得し3度の防衛中だ。
フィゲロアは海外メディアの取材に「彼は、私のような本物の122ポンドの選手とは戦ったことがない。彼の前回の対戦相手より、私の方が大きい。彼は前回苦戦したが、私はさらにプレッシャーをかけ、より多くのパンチを繰り出す。今回は過去最高のキャンプが出来、110%の準備が出来ている」と100%以上の自信を持つ。
ネリは身長168cmでリーチは169㎝だが、フィゲロアの身長は175㎝でリーチは183㎝。リーチでは実に14cmの差がある。フィゲロアはネリに「前進してきてほしい」とも語っており、その長いリーチで、カウンターでも狙っているのだろうか。
この対戦には大手オッズのウィリアム・ヒルではネリ1.33、フィゲロア3.5と、これまでの実績からかネリが有利になっている。
果たしてネリは、初防衛に成功し統一王者となることが出来るか。しかしその前に無事計量をパス出来るのか注目したい。
【選手データ】
・ルイス・ネリ(26=メキシコ)身長:168cm/リーチ169cm/構え:左/戦績31勝(24KO)無敗/KO率:77.42%/主なタイトル:現WBCスーパーバンタム級王者、元WBCバンタム級王者
・ブランドン・フィゲロア(24=アメリカ)身長:175cm/リーチ183cm/構え:右/戦績21勝(16KO)1分 無敗/KO率:72.73%/主なタイトル:現WBAスーパーバンタム級王者
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