【K-1】計量パスの菅原美優、格上MIOへ「全力で挑む」キャリア6倍のMIOは距離感を警戒
5月30日(日)神奈川・横浜武道館にて開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~』の前日計量が29日都内にて行われた。
第13試合[スーパーファイト/K-1女子アトム級/3分3R・延長1R]に出場するMIO(26=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)、菅原美優(21=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が計量に臨み、MIOが44.8kg、菅原が44.7kgで共にリミットの45kgをパスした。
MIOは、初代シュートボクシング日本女子ミニマム級王者で、MMAにも挑戦した。20年9月にK-1デビューを果たすも、初戦は高梨knuckle美穂に敗北。2戦目となった今年3月のK-1では、元ボクシング世界王者の山田真子にパンチでダウンを奪って判定勝利し実力を示した。普段は48kg付近での試合が多いMIOだが、今回キャリア最軽量となる45kgに挑む。戦績は44戦39勝(4KO)5敗。
対する菅原は、現役美容師ファイターとして、Krushでキャリアを重ねて、20年7月よりスタートしたKrush女子アトム級トーナメントで優勝し、ベルトを巻いた。21年3月にはK-1デビューを果たし、NOZOMIに判定勝利している。戦績は7戦6勝(0KO)1敗。
実に6倍以上のキャリアをもつMIOと対戦する菅原は「明日はキャリアも上の格上の選手との試合ですが、全力で挑んで悔いの無い試合をします」と、臆することなく全力で挑む構え。対策については「特にキャリアがあるからどう、という練習はしていません。自分の強みを強化し、できないことをできるようにする練習をしてきました」と、等身大の自分をぶつける姿勢を見せた。
一方のMIOは「今大会ではキャリアがあるほうですが、まだまだ成長している実感はあります。自分を信じてさらに進化した姿を見せます」と、K-1参戦から成長を続ける自負を見せ、アトム級に最適化したと自信。K-1参戦以来の課題を「一番の違いは距離感」と分析。その上で「そこをチームで修正できているのかな。今回もしっかり距離感に注意したいと思います」と、課題への挑戦を踏まえた菅原攻略に自信を覗かせた。
MIOと菅原はSNS上で前哨戦を展開(菅原が回転寿司で皿を積み上げた写真をアップすると、MIOは菅原以上に皿を積み上げた写真を投稿)したが、MIOが「かわいい子なのでいじめたくなっちゃいました」と余裕を見せるのに対し「(SNSでの衝突があったので)怖いなと思います」という菅原。ネット上での戦いはMIOに軍配が上がったが、菅原も試合本番では黙っていないだろう。MIOが前哨戦からの完全勝利を見せるか、菅原が逆襲するか、目が離せない一戦となった。
<計量結果>
▼(第13試合)スーパーファイト/K-1女子アトム級/3分3R・延長1R
MIO (K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST) →44.8kg
vs
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ) →44.7kg
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