【ボクシング】元3階級王者リナレス、後半に王者グラつかせるも悔しい判定負け、3年ぶり王座に届かず
5月30日(日・日本時間)に米ラスベガスのマンダレイ・ベイ・カジノ&リゾートにて[WBC世界ライト級タイトルマッチ]が行われ、王者デビン・ヘイニー(22=米)が元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(35=帝拳=ベネズエラ)を判定で下し3度目の防衛に成功した。
リナレスは18年5月にワシル・ロマチェンコに敗れ王座陥落以来、初の世界タイトル戦で、後半ラウンドでは王者を追い込んだが惜しくも王座に届かなかった。
試合は1R、リナレスが圧力をかけジャブをヒットさせるが、ヘイニーは下がりながら手数で応戦。2R以降はヘイニーが下がりながらもアッパーもフックとヒットを重ねる。リナレスはカウンターの左フックを合わせ当てていくがなかなかクリーンヒットには繋がらない。
6R、7Rにはヘイニーのアッパー、ボディブローがヒット、リナレスの空振りが目立つ。8Rにはリナレスのジャブをしゃがんで左フックをヒットさせるなど、ここまでの前半、中盤ラウンドのヒット率ではヘイニーが上だ。
しかし、9Rからの後半戦ではアグレッシブに手数を出すリナレス。左アッパーでヘイニーの顎が上がり、10R終盤には右フックと左アッパーを続けてヒットさせるとゴング。ヘイニーはゴングに救われ、足をふらつかせながらコーナーに戻った。
11R目からここで一気にリナレスが追い上げるかと思いきや、被弾してはクリンチするヘイニー、場内からはブーイング。12Rもヘイニーは攻めるリナレスからクリンチを多用し逃げ切った。判定は3-0で内容は116-112×2、115-113。やはり前半、中盤ラウンドの手数、ヒット率に差か。後半は優勢だっただけに悔やまれる。
▶︎次ページは【動画】リナレスがアッパーで王者をグラつかせた瞬間
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