【RIZIN】白鳥大珠、バッティング騒動の皇治に釘を刺す「このまま引退はしないでくださいね」
6月27日(日)丸善インテックアリーナ大阪で開催された『Yogibo presents RIZIN.29』のメインイベント[RIZIN KICK ワンナイトトーナメント決勝戦(61.0kg)]では、皇治(TEAM ONE)に判定勝利し、白鳥大珠(TEAM TEPPEN)が優勝した。
1回戦、皇治が開始序盤で偶発性のバッティングをしてしまい、相手の梅野源治が続行不能となりノーコンテストに。決着なしの裁定であったが、協議の結果、試合可能な皇治が決勝に上がり、KOで1回戦を突破した白鳥と優勝を争うこととなった。
決勝は1R、左フックでダウンを奪った白鳥が、皇治のバッティングやローブローを再三受けるも3-0で判定勝利した。
白鳥はインタビューで試合を振り返り、まず1回戦の相手・髙橋亮について「髙橋君は男でしたね。(髙橋は)蹴りの選手なんですけど、後から聞いた話では『RIZINの舞台ではパンチで勝負してやろう』という気持ちだったらしく、思ったより蹴りも少なかった。結果自分が勝ったんですけど、髙橋君はリスペクト出来ますね」と評価する。
決勝での皇治戦は「僕は2回戦うつもりで来たので、無事決勝戦が出来てよかった」としながら「もっとメインらしく締めたかった。1回戦も決勝も、どちらも何もさせず圧倒するつもりで、それを有言実行出来ず悔しい」と倒せなかったことを悔やむ。
決勝を振り返り「KO負けしていないという皇治選手をKOしたかった。多分効いていたじゃないですか。途中途中グラついていて、そこで倒しきれなかった自分の弱さもわかったし、1Rのダウン後にまとめにいければ倒しにいけたと思うんですけど、慎重になりすぎてしまった」と悔いを残す。
皇治のバッティングについては「(試合中)何十回も受けました。何回か(試合が)止まったと思うんですけど、それ以前にもガンガンもらっていたので。ただそこは、もらった自分が悪いなと。中に入らせたということなので。そこは自分の弱さですね」と、自分が懐に入れさせなければバッティングも受けなかったとする。
バッティングにより右目の視界がふさがり気味だったことと「金的をあそこまでガッツリもらったのも初の経験」と、ペースを乱されることしきりだった。しかし「自分の弱さを把握出来た」と、反則にも揺れない気持ちも必要だったと語る。
皇治のバッティングについては以前、自身のYouTubeでも「気をつけたい」とある程度の予測をしていたという白鳥。「(皇治が)1回戦をああいう形で試合を無駄にしたじゃないですか。だから決勝、どうやって戦ってくるかなと思った。でも変わらず来た。ある意味これもプロの形なのかなと。そこはさすがだなと思いましたね」と驚きを感じたとのこと。
また白鳥は、皇治の今後について「このまま引退はしないでくださいね」と釘を刺す。「ここから、皇治選手がどうやってあがくのか、個人的に気になりますね。これで辞めるなんて簡単じゃないですか、『もう落ち目だな』とか。それはらしくないのかな」と、皇治の今後の展開が気になるとのこと。
「皇治選手は、口先で成り上がってきたという意見もあって、それは間違ったことではないと思う。でも(皇治はK-1から)RIZINに来たので、もっと色んな選手とやって上がってくる姿も見てみたくないですか。知名度がどうとばかり言っていないで、そういう姿もありなんじゃないかな」と実力で再起するのもありではないかという。
白鳥自身の今後については「誰とでもやる」としながらも「天心とやりたいですね」と同門である那須川との対決を希望。「ちょっと50kg台はきついですけど、それくらい(の気持ちが)ないとダメ。なんなら武尊選手ともやりたいじゃないですか。目立っている選手を倒していきたい」と、次なる大物食いにも目を光らせていた。
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