【ボクシング】4団体統一戦、チャーロvsカスターニョの前日計量が乱闘騒ぎに! とんでも男が出現
7月17日(日本時間18日/米テキサス州サンアントニオ)世界スーパー・ウェルター級4団体統一戦の前日計量が行われ、リミットが69.85kgに対しWBAスパー、WBC、IBF王者のジャーメル・チャーロ(31=アメリカ)は69.35kg、WBO王者のブライアン・カスターニョ(31=アルゼンチン)は69.51kgで計量を一発でパスした。
この計量にカスターニョ陣営からとんでも男が登場。計量は計量台を挟んで向かって左がチャーロ陣営、右がカスターニョ陣営のスペースだった。
カスターニョが計量台に上がると、その男は左側のチャーロ陣営に入り込みカスターニョの体重を覗き込む。チャーロ陣営から注意を受けたが聞き入れず、注意されたのに腹を立て口論に。そこにチャーロの兄、ジャメール・チャーロらが加勢し乱闘寸前の怒鳴り合いに発展、その男はスタッフにカスターニョ陣営にまで下げさせられ、一旦は収束したかに見えた。
そしてチャーロがようやく計量台に上るが、その男はステージの脇で文句を言い続ける。怒鳴り合いが続く中、チャーロがようやく計量パス。そしてチャーロもその男に向かって行き怒りを爆発させ怒鳴る。
そしてフェイスオフが始まる直前にその男は再び登場。観客席の最前列からフェイスオフが行われるステージ中央に仁王立ちで腕を組みはじめる。それにはスマホで写真を撮っていたファンたちも立ち上がりブーイング。再びチャーロ兄らチャーロ陣営が彼に向かっていくと、警備員やWBCのウスマン会長まで登場し、その男を下がらせた。
その後も怒鳴り合いのがやまず両陣営が押し合いへし合いの状態に。ようやくフェイスオフが始まるが、チャーロの怒りは収まらない様子で、30秒以上も睨み合い、後半はカスターニョにクレームのように何度も言葉を発していた。
この男を調べるとカスターニョのマネージャーであるセバスチャン・コントゥルシ氏だと分かった。この騒動に彼らの地元アルゼンチンの地元メディアがインタビュー「こんな大喧嘩は普通のこと」と気にもとめず「明日の4団体統一戦は、戻す体重に制限はない。カスターニョは約5キロの体重増加が予想される。彼は75kgくらいでリングに上がることになるだろう」とコメントしている。
対戦予想では3団体統一王者のチャーロがオッズでは有利となっている。英国大手オッズメーカー「ウイリアム・ヒル」によると、現時点(日本時間17日13時)でチャーロ1.36倍、カスターニョが3.1倍となっている。勝者はこの階級初の4団体統一王者で、史上7人目の4団体統一王者となる。
チャーロは180cmの長身を生かし、距離をとって戦うことを得意としている。鋭いジャブから強力な右をつなぎKOを量産。対するカスターニョはチャーロより171cmと身長は低く、インサイドでの戦いを得意としている。ワンパンチのパワーはないが、素早い動きと絶え間ないプレッシャーで相手を圧倒する。
明日、引き分けない限り、4団体王者が決定する。
♢選手データ
ジャーメル・チャーロ(31=米)身長180cm/リーチ185cm/構え:右/戦績35戦34勝(18KO)1敗/KO率51%/主なタイトル:現WBAスーパー・WBC・IBF世界スーパーウェルター級王者
vs
ブライアン・カスターニョ(31=アルゼンチン)身長171cm/リーチ171cm/構え:右/戦績18戦17勝(12KO)1分/KO率67%/主なタイトル:元WBA・現WBO世界スーパーウェルター級王者
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