2021/08/07（土）UP
（最終更新：2021/08/07 18:34）

計量失敗も、フェイスオフではいつもの様に相手を挑発するケイプ（左）（©Getty Images／UFC）

　8月8日（日本時間）に米国テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで開催される『UFC265』の前日計量が7日に行われた。
　フライ級(125ポンド/56.7kg)マッチでオデー・オズボーン（29=米国）と対戦する、元RIZINバンタム級王者マネル・ケイプ（27=アンゴラ）が129ポンド(58.5kg)と計量オーバーしてしまった。

　一方のオズボーン125ポンドでパスしたが、ケイプが計量を失敗した為、この試合はキャッチウェイトで行われることに。ケイプは自身のファイトマネーの20％をオズボーンに支払うこととなった。また、この日、計量パス出来なかった選手は、ケイプ一人だけだった。

本計量では謝罪ポーズのケイプだったが、公開計量では“堂々”とした決めポーズを取るケイプ（©Getty Images／UFC）

　本計量でケイプは全裸になって計量台に登り、両手を合わせながら謝罪する姿を見せたが、フェイスオフでは、オズボーンに何やら言葉を投げかけるなど、いつもと変わらぬケイプの様子だった。

　ケイプは計量後に自身のSNSに計量の写真を掲載し「もし私が前に進むことができたならば、私についてきて欲しい。もし私が後退したならば、殺して欲しい。もし私が死んだならば、私の仇を討って欲しい」と、決死の覚悟で挑むメッセージ。
　この投稿へのファンの反応はケイプの体重超過に怒る内容のものが多かったが、そのほとんどは激励の言葉で締め括られた。

　RIZIN王者の看板を提げて世界最高峰のUFCに参戦したケイプだったが、今年2月にアレッシャンドリ・パントージャに、3月にマテウス・ニコラウにそれぞれ判定負けしている。この3戦目で負ければリリースが確実と言われた中で、まさかの体重オーバー。
　ただ勝つだけでなく、ファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得する位の素晴らしい勝ち方をしなければ、UFC残留は厳しいだろう。果たして、ケイプはどのような戦いを見せるのか。

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