【Krush】“優勝候補”同士の1回戦、吉岡ビギン「パンチで倒す」璃明武「理想は3試合3KO」=8.21 Sバンタム級T
8月21日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.128』では、玖村将史が返上した王座を争う[第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント・一回戦]が行われる。
1回戦で対戦する吉岡ビギン(team ALL-WIN)と、璃明武(りあむ/K-1ジム総本部チームペガサス)がそれぞれ公開練習を行った。
【動画】話題となった、璃明武の後回し蹴りで失神KO勝利の瞬間
吉岡は抜群の破壊力を武器に、昨年にはKrushバンタム級王座決定トーナメントを制してKrushのベルトを腰に巻いた。だが、今年3月の初防衛戦では計量をオーバーし、壬生狼一輝に敗北。今回から心機一転、階級を上げてのトーナメント参戦となる。
これまでの公開練習ではパンチ主体が多かった吉岡だが、この日はミドルキックも織り交ぜたコンビネーションを披露。派手なミット音をジムに響かせた。今回、蹴り技を見せたのは「璃明武選手は足技が凄い選手で、僕も足技が得意なので足技で行こうと思った」からだ。
もちろん最大の武器であるフィジカルの強さを活かした強力なパンチを忘れたわけではない。「蹴りを使いつつ、どちらかといえばパンチで倒したいですね。バンタム級時代はパンチャーだと言われていたので、蹴りも使って技の引き出しを増やす。スーパー・バンタム級に上げてよかった、正解だったというところを見せたい」と、あらゆる面でスーパー・バンタム級が適正階級であることを試合で見せるつもりだ。
相手の璃明武はプロ戦績8戦中わずか1敗の強豪。後ろ回し蹴りで相手を失神させたこともある殺傷能力の高い選手で、周囲はこの一戦を優勝候補による対決とも挙げている。吉岡自身「事実上の決勝戦と言われているので、そこを勝てば優勝は見えると思っている。1回戦で璃明武選手を倒せば優勝できる」と、璃明武との試合がトーナメント最大の肝であると抜かりはない。
対する璃明武は空手がバックボーンの蹴り技やキレのあるパンチを武器にデビューから5連勝をマーク。華麗な後ろ回し蹴りで相手を失神させたことでも話題を集めた。昨年12月にはK-1に初出場を果たし、佐々木洵樹を相手に初黒星を喫するも、今年2月には蒼士に判定勝利を飾って再起を果たしている。
璃明武は「自分と吉岡選手の試合は他と比べたらレベルが違うと思うんで、そこで吉岡選手に差をつけて勝てば自分が優勝候補というか、1回戦に勝った時点で自分に注目が集まると思う」と難敵の吉岡を倒し、トーナメント制覇に向けて勢いをつけたい考えのようだ。
吉岡についての印象を「前回の試合は計量オーバーしていて減点2とかだったんで、実際は吉岡選手のほうが壬生狼選手よりもポイントで勝ってたと思うんですよ。実質K-1 JAPAN GROUPでも無敗だと思うし、凄い実績もあって実力もある選手だなと思います」と評した璃明武。
しかし「体はごっついですけど、1階級下の選手。体重オーバーしてるから上げてくると思うんですけど、自分はここ何戦も55kgでやっているんで、自分のほうがフィジカルは全然強いのかなと思います」と、下の階級から上げてくる吉岡には負けられない。
今回のトーナメントは1回戦をこの8月の大会で行ない、準決勝と決勝は10.31後楽園ホール大会でのワンデートーナメントで行なう。璃明武は「一番わかりやすいのはKOだと思うんですけど、狙いすぎてもKOはできないんで、理想は3試合3KOなんですけど、しっかり自分の戦いをして勝つことが大事なのかなと思います」と目標だったベルトが近づいてきても気負わず向かいたいとした。
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