極真・松井館長が、”大先輩”千葉真一氏を追悼「アドバイスを頂いた」
俳優の千葉真一氏(82)が昨日19日午後5時26分、新型コロナウイルスによる肺炎のため千葉県・君津市の病院で亡くなった。
千葉氏は俳優になる前、極真会館の前身である大山道場に入門。77年にはハワイで行われた極真日本代表vsハワイ代表に参戦し、二段蹴りで一本(KO)勝ちを決めている。また『けんか空手 極真拳』や実写版『空手バカ一代』で大山倍達役を務めた。さらに極真の大会ではアクション演武も披露し、極真を世に広めた大きな功労者だった。
極真会館の松井章奎館長(58)は本日正午に大先輩に当たる千葉氏の追悼文を以下、発表した。
「この度、千葉真一氏の訃報に接し謹んで哀悼の意を表します。
千葉さんは日本体育大学在学中に極真会館の前身である大山道場に入門され、極真空手の修行に励まれました。
大山総裁からその活動を引き継いだ第二次極真会館に於いては、総本部相談役として、お食事をご一緒させて頂いたり、お忙しい中、大会観戦にもよく足をお運び頂き、諸々のアドバイスや感想を頂くなど、今日まで弊会の活動をサポートして頂きました。
映画俳優として主演を務められた『空手バカ一代』『けんか空手 極真拳』など極真に因む作品や極真会館大山門下として身に付けた空手をベースとした数々のアクション映画は、国際的にも好評を博し、まさに日本を代表するアクション俳優として世界中の多くの人々の憧れと尊敬の的となられました。
また、私が競技選手として活動していた頃には、Japan Action Clubの方々と華やかなデモンストレーションを披露して頂き、大会に華を添えて頂いた事も印象深い思い出の一つです。
千葉さんとは、2019年11月に開催した第12回世界大会の会場でお会いしたのが最後となってしまいました。この度の新型コロナウイルス感染症により急逝された事にはとても驚き本当に残念でなりませんが、これまで極真を愛し続けて頂いた千葉さんに感謝の気持ちとともにその恩義に報いるよう、我々もこのコロナ禍にあって、更に気を引き締めて団体の活動に勤しむ決意を新たに致すところです。
改めまして、衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。
合掌
2021年8月20日
国際空手道連盟 極真会館 館長 松井章奎」
松井館長の追悼文にあるように、千葉氏は極真会館総本部の相談役として大会に足を運び来賓席で観戦していた。その千葉氏にサインをねだるファンの姿もあった。ご冥福を祈りたい。
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