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【K-1】小嶋瑠久、トーナメントへ向け“ゴムチューブが切れる”程の瞬発力・爆発力を公開=9.20横浜

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2021/09/06(月)UP

小嶋瑠久がゴムチューブを使った練習を公開。後ろにK-1ウェルター級のレプリカベルト (C)K-1

 9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN〜よこはまつり〜』の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R」で寧仁太・アリ(ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス)と対戦する小嶋瑠久(日本/PURGE TOKYO)が、公開練習を行った。

 瑠久は2017年K-1甲子園準優勝の実績を持ち、高校在学時にプロデビュー。デビュー後7勝1敗と快進撃を続けるが、2年前のK-1横浜アリーナ大会で山崎秀晃に敗れてから2連敗。今年に入ってPURGE TOKYOに所属を変えて再出発。4月のKrush後楽園大会では斉藤雄太からKO勝利を収めた。

 近年はスーパー・ライト級(-65kg)で戦っていたが、プロデビューは今回のトーナメントと同じウェルター級(-67.5kg)。空手時代も体重差関係なく戦ってきた経験もあり「格闘技をやってる人にしかわからないんですけど、大きい選手とやる時は小さい選手のほうがやりやすいと思うんですよ。自分はウェルター級の試合も体感しているので、ウェルター級での試合は問題ない」とウェルター級での戦いに不安要素はない。

■「自分の瞬発力・爆発力を試す」公開練習

公開練習を行う小嶋瑠久 (C)K-1

 公開練習ではチューブトレーニング用のゴムチューブを体に巻き、後方から引っ張ってもらった状態でダッシュするという練習を行った。「自分の瞬発力・爆発力を試す」という意図の元、リングのコーナーからジム内に飾ってある久保優太が保持していたK-1ウェルター級のレプリカベルト目がけてダッシュを繰り返す。

 しかし、3本目のダッシュでゴムチューブが引きちぎれるハプニングが発生。「売っていたなかで一番強度が強い・硬いゴムチューブ」を用意しており、普通に使っていれば切れるようなものではない。図らずもそんなゴムチューブを引きちぎるほどのダッシュ力を見せる結果となり、瑠久は「ゴムチューブが切れるぐらいの瞬発力・爆発力がついているんで、トーナメントも問題ないっすね」と自信を深めていた。

■トーナメントに向け「一番イキイキして試合ができると思います」

チューブが切れてしまった (C)K-1

 今回のトーナメントが決まった時は「心配の声のほうが大きかったかもしれない」という瑠久。「トーナメントには元チャンピオンが2人(野杁正明と安保瑠輝也)もいるし、いつもより階級も上だから、心配されて当たり前ですよね」と本人も受け入れているが「見ている人は俺のことを期待していないと思うんですよ。でも自分はそれを覆してやるという一心です。プレッシャーも抱えているものもあんまりないというか、トーナメントで一番イキイキして試合ができると思います」と、下馬評の低さは逆にモチベーションにも繋がっているようだ。

12㎝の身長差がある小嶋(左)vs寧仁太

 一回戦の相手である寧仁太・アリは184cmの長身で、瑠久とは12cm身長差がある。しかし前述の通り、空手時代から身長差・体格差がある相手との試合経験も多く「身長でかい奴のほうがやりやすいって思いますね。小よく大を制すじゃないですけど、それは子供の頃から思っています」と、寧仁太も含め、他のトーナメント参戦選手との体格差も苦にしてないようだ。
 また、寧仁太のデビュー以来、5戦して無敗という戦績についても、「自分も5戦まで無敗だったし、初敗北を教えたいなっていうのはあります」とまるで意に介していない。

 ノーマークからのトーナメント制覇&ベルト奪取を狙う瑠久。ファンや関係者の間では野杁と瑠輝也で決勝を争うという見方が強いが、「自分がその予想を覆してやろうかなと思っています。自分が予想を覆したら凄く沸くと思うし、野杁選手・安保選手が優勝するよりも盛り上がると思います」と下剋上達成への想いも強い。「今回も逃げるような試合はしないし、倒そうと思っています」と、普段の試合同様、真っ向勝負でトーナメントに挑む腹積もりだ。

ベルトを見上げる瑠久 (C)K-1

 また、瑠久は公開練習でもゴールに設定したジム内に飾ってあるK-1ウェルター級のベルトを見て、練習時もモチベーションを上げてきた。「K-1のベルトはシンプルに凄えカッコいいなと思ってます。いつかは自分の手元に来るのかなじゃないですけど、絶対に欲しいなと思いましたね。触ろうと思えば触れるんですけど、触るのは自分でベルトを獲った時まで楽しみにしています」と、自らの手で腰に巻く日に想いを馳せる。

 初代K-1 WORLD GPウェルター級王者・久保優太からも「全力を出せば絶対勝てる」という言葉をもらい、自信も増した。「自分のことを期待してない人がほとんどだと思いますが、自分がその予想を覆して必ずチャンピオンになるので、応援よろしくお願いします」と、力強くトーナメント制覇を誓った。

☆この大会の詳細、対戦カード、チケット情報等

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