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【RIZIN】榊原代表が吉成問題を謝罪「僕自身の力不足も含めて、少し言い過ぎた」改めて冷静に説明

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2021/12/27(月)UP

 今回の番組で榊原代表は謝罪「僕の言い回しが感情的になり過ぎたところがあって、補足説明というか、決して名高選手のことを僕は揶揄しているわけではなくて、RIZINに出てきてくれる前から、名高はラジャダムナンとルンピニーの2つのチャンピオンを獲ったムエタイの天才。僕らは打倒・那須川天心を掲げていくのが1つの名高選手のテーマで、そこを含めて、僕自身の力不足も含めて、感情的な表現が多くて少し言い過ぎたのか。みんなが嫌な思いをされたのであれば、この場を借りてきちっとお詫びしたいと思うし、ただ表現が間違ったところ、ちょっと荒っぽくなったことがあるかもしれない」「僕の言葉がみんなに違う感情を持たせてしまう表現があって、嫌な思いをしたのであれば、申し訳ないなあと思っている。期待をしている思いが言葉として強く出てしまった」と謝罪した。

 榊原代表がここまで感情的になったのは珍しいが、早速翌日に謝罪と素早い対応だった。そして冷静に天心vs名高の想いを説明した。

ボクシングルール、KO決着エキシビションで対戦が決まった那須川と五味

「大晦日に那須川天心ラストマッチなんですよ、3万人近くの観衆に入ってもらって、今までは5000人とか1万人、半分しか入れないのが、こんなにたくさん入ってもらえる機会で、後にも先にも天心の前に立てるのはこの日しかないんですよ。僕らからすると、僕の目標でもあったし、吉成名高を天心も僕は認めて、戦うわけじゃないですか。天心を口説くのが大変だと思ってたわけ。だって強敵だしね、勢いもあるし。天心は、吉成は強いし嫌です、となるのかと思っていたけど、戦ってもいいと。それは白黒はっきりつくルールでやりたい、というのが天心側だった。吉成名高という選手がスターになっていくための、方法論はいっぱいあると思うけど、1つの大きな千載一遇のチャンスを僕は用意できたと思っている。それを吉成選手には受けて欲しかったし、それを受けてもらえるだけの説明を僕がしっかりできていなかったのかもしれないし、背中を押しきれなかった、何度か会って話はしましたけれどね、そこは残念でならない」と話している。

 なお肘ありキックルールでRIZINでKOを続ける吉成陣営はSNSで「53.5kgキックルール、55kg肘ありのどちらかでやりたいですとお願いしていました。55kgで天心選手とも戦う準備もしていました。逃げたではなく条件が合わなかったが一番正しい表現」と、つづった。
 吉成の所属ジム(エイワスポーツジム)の中川会長に編集部が電話取材したところ、上記の内容に加え「54kgだとMIXルールでも可能とも伝えている。1R肘なし、2R肘あり、3Rは話し合いという内容で提案していたが、結局MIXではなく上記の53.5kg肘なしか、55kg肘ありという条件での話し合いとなった」とし、それでもなかなか合意に至らず、RIZIN側が天心の相手をKNOCKOUTでKOを重ねる龍聖(20)の選択肢もあると言ったことから、吉成陣営は、”その方向で”と伝えたという。しかしその龍聖も10月29日にKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦で初戴冠を果たしたばかり。拳の骨折で出場は叶わなかった。

 コロナ禍で外国人が呼べない中、日本人に限定された那須川の相手。その他マッチメイクにしても榊原代表の苦労は相当だっただろう。そんな中でも選りすぐったカードを実現させ番組内で見所を語っている。とうとうファイトウィークに突入、今週金曜日の大みそか、どのようなドラマが生まれるのか。バンタム級トーナメントや朝倉未来vs斎藤裕の再戦、皇治、RENA、浜崎朱加、シバター、久保優太、太田忍、そしてデビューの三浦孝太など国内で期待されるカードが揃う。

▶︎次ページは【動画】榊原代表が真摯に謝罪したシーン、その気持ちを語る

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