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【RIZIN】“ムエタイ天才”吉成名高、榊原代表が“非難発言”を謝罪し和解=3.6参戦へ

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2022/02/25(金)UP

和解した名高(左)と榊原代表(右)

 3月6日(日)都内某所にて開催される『RIZIN LANDMARK vol.2』の対戦カード発表会見が25日にRIZIN公式YouTubeチャンネルで配信。会見に登場した榊原代表が吉成名高(21=エイワスポーツジム)に謝罪し、両者和解した。

 榊原代表は、昨年大晦日で、那須川天心のRIZINラストマッチの対戦相手として交渉を進めていた名高が直前で断って来たと、吉成と吉成サイドの関係者を非難していた。

 榊原代表は吉成に「敵意を持って話したのではなく、思いが余って言葉が強くなったり、表現が酷い形で、ファンや、ムエタイを愛する選手、関係者に不愉快な思いをさせてしまった。この場を借りて深くお詫びしたい。すみませんでした」と深々と頭を下げた。

昨年12月にWBCムエタイ ナイカムノトム スーパーバンタム級王座を獲得した名高

 榊原代表は「本当に名高と天心の試合が組みたかった。名高選手にここはチャレンジして欲しい」との思いが強すぎて、言い過ぎたと反省。そして、この“非難発言”以降、両者の信頼関係に一時的に溝が生まれたが、複数の関係者が関係修復に動いたお陰で、今回の和解会見に至ったという。

「RIZINでも新しいキックの世界を作り出してくれる存在だと思う。お互い過去を清算して、手を携えて未来を築いていこうということになった。仲直りしました」と、笑顔で和解した。

公式会見の場で、和解の握手をした名高(左)と榊原代表(右)(RIZIN公式YouTubeチャンネルより)

 一方の吉成は「自分は那須川選手と試合をすることを目標としてキャリアを積んできました。(天心のRIZINラストマッチまで)自分の準備が整えばと思って精進しましたが、肘なしのキックボクシング55kgルールでは、自信を持って天心選手の前に立つ心技体が準備できていないと思い、断腸の思いではあったんですけど、大晦日のオファーをお断りさせていただきました」と、断った理由を説明し、天心戦を楽しみにしていたファンに向けて謝罪した。

 ムエタイの二大殿堂のタイトル 「ラジャダムナンスタジアム」と「ルンピニースタジアム」のミニフライ級(47.63kg)でタイトル統一を達成し、外国人で2人目、日本人初の快挙を成し遂げた吉成。3月の『RIZIN LANDMARK vol.2』では、[RIZIN キックボクシングルール(52.5kg)/33R肘あり]にて、KNOCK OUT-REDスーパーフライ級(52kg)王者の白幡裕星(19=橋本道場)と対戦する。

 果たして、仕切り直しの一戦で、ムエタイ天才はどのような戦いを見せるのか、注目だ。

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