2022/03/02（水）UP
（最終更新：2022/03/02 23:35）

57kg戦で小笠原瑛作（左）と大田（右）が対決

　3月12日（土）東京・後楽園ホールにて開催される『KNOCK OUT 2022 vol.2』の、-57kg戦（3分3R・延長1R）で対戦するKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者の小笠原瑛作（クロスポイント吉祥寺）と、WBCムエタイ日本統一王者の大田拓真（新興ムエタイジム）の試合前コメントが主催者を通じて届いた。

【動画】小笠原瑛作が左ミドルでKO勝ち、トーナメント制覇で王者に！

　二人の対戦は昨年7月に組まれていたが、新型コロナウイルスの影響で大田が欠場となり、流れていた経緯がある。今回は仕切り直しの一戦となる。

　小笠原は軽量級ならではのスピードを武器に、初代REBELS52.5kg級王座、初代REBELS-MUAYTHAIフライ級王座などの国内外様々なタイトルを獲得。昨年3月にはKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝をKO勝利、同年11月に壱・センチャイジムを破り、同タイトルを防衛した。

　対する大田は18年6月にWBCムエタイ日本フェザー級王座、昨年12月にはS1ジャパン55kg級王座決定トーナメントを制し二冠を達成。NJKFの次世代エースとして成長を続けている。　

鋭いパンチをヒットさせる小笠原

　大田はムエタイルールを得意とする選手だが、小笠原は「そういう選手をどう倒していくかとか、倒し切れるかというのが今回のポイント」としつつ「KNOCK OUT-REDは完全なムエタイではないですからね。大田選手はムエタイに近い戦い方だし、5Rが得意かなという印象があるので、今回、自分としては『違うよ』というところは見せたいですね」とKNOCK OUT-RED王者としての強さを見せつける。

　今回は57kg契約で、主戦場とする55kgから階級を上げての試合だが「55kgで自分の強さは証明できて、この階級で自分が追いたい相手は今『KNOCK OUT』にはいない」と語り「盛り上がっていて若いチャンピオンがいるフェザー級に上げ、そういう子たちと俺が絡めば。フェザー級でも自分の強さを証明できたら、他団体の選手を呼んだりとか、対抗戦をしたりとか、そういう幅は広がっていく」と盛り上がっているフェザー級にも挑戦し、KNOCK OUTも盛り上げたいと語る。

　今回の試合は「安本晴翔や龍聖といったチャンピオンたちと比べられる試合にはなるだろうな」と今後のフェザー級戦での試金石になるとも語る。大田は「けっこういい相手というか、手強い相手だと思います。でも逆に言うと、この選手を相手に認められるような試合ができたら、この階級での自分の位置みたいなものも見せられると思う」と勝利をフェザー級への手土産にしたいと意気込んだ。

ハイキックでダウンを奪う大田

　一方の大田は、今回の試合について「首相撲もあってヒジありという、ムエタイに近いルールの試合だし、小笠原選手もこのルールをベースにやってきているので、ちょっとそれには負けたくないなっていう気持ちはあります。ベースが同じだからこそ、勝ちたいなという気持ちですね」とムエタイ王者の意地を魅せる。

　KNOCK OUT継続参戦については「もし小笠原選手に勝って、スケジュールが合うのであればやらせていただきたいなというのはありますね。ヒジなしのBLACKルールでも全然抵抗ないですし」とヒジなしルールでも意欲的だ。

　KNOCK OUTフェザー級トップ層との試合に繋げるためにも「KOもしたいんですけど、テクニックで圧倒したいという気持ちが強いです。小笠原選手はテクニックが冴えているので、それを封じ込められたら圧倒感が出るかなと思うので。その上で倒せたら、すごくいい勝ち方だなと思います」とKNOCK OUTのエースに圧倒勝利して倒したいと語った。

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