【RISE】志朗が江幡塁との10年越し対決に完全決着目指す! 天心vs風音は「1Rが勝負のカギ」と予想
4月2日(土)に開催される『RISE ELDORADO 2022 』のSuper Fight! -56kg契約でWKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁(伊原道場)と対戦するISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)が公開練習を行った。
2人は10年前、新日本キックのリングでライバル関係にあった因縁がある(江幡の1勝1分)。年月を経て、RISEのリングで実現した因縁ストーリーはどんな結末を迎えるのだろうか。
公開練習で志朗は、鋭いパンチをミットへ叩き込んだ。今回は、昨年の55kgトーナメントで両手をケガしてしまい、手術を乗り越えての再起戦。回復が心配されたが「最初は怖さがあったんですが、スパーリングを増やして怖さを克服しました。まったく不安はないですね」と万全のコンディションで臨むことになりそうだ。
江幡とは10年越しの対戦となるが「このタイミングで来たかという感じです。でも、今、格闘技を見ているファンは(因縁を)知らない人の方が多いんじゃないですか。自分たちの物語なんで、RISEで実現するなんて誰も思っていなかったはず。本当に人生は、何が起こるか分からないですね」と志朗。さらに、「3度目の決着戦ですけど、2人とも再起戦になるので、勝てば上がるし、負けたら下がる。その意味でも、面白い試合になるんじゃないですか」と続けた。
志朗は今月6日から8日の3日間に渡り、那須川天心と永末“ニック”貴之トレーナーが指導した沖縄合宿に参加。この時のことを振り返り、「自分は何回かニックさんの合宿に参加していたので、地獄のトレーニングになるのは知っていて天心君に紹介したら、『やりたい』というので、数日で開催が決まった感じでした。ずっとテンションが高く、練習面は賢く、野性味あふれているなと思いました」と天心の動きに刺激を受けたようだ。
今回、天心はRISEラストファイトで風音と対戦するが、志朗は2人と試合した経験がある。風音の印象や2人の試合については、「人を惹きつける戦い方をしますね。天心君にも言いましたが、今回は天心君がKOして当たり前という流れがあると思うんです。1R終わった時点で、接戦になった場合、会場は盛り上がるし風音選手に対する見方が変わってくると思います。そういう試合の流れをつくることが、彼はうまいです」と分析する。
勝負が長引いたら、風音が優位に立つ可能性もあるのか。その点については、「1R次第ですね。ここが勝負のカギだと思います。1Rで勝負に行く試合を最近の天心君はしていないと思います。1Rから倒しに行って効かせることができたら、“やっぱり天心は強い”という流れになるんで、そこが重要ですね」と1R勝負になると予想した。
かつてのライバルだからこそ分かる、勝負のポイント。その鋭い分析力を活かし、志朗は江幡塁との10年越しの因縁にも決着をつける。
[2人の対戦経緯と最近のデータ]
志朗と江幡塁は、過去に新日本キックのリングで対戦経験があり、江幡の1勝1分。今回は10年ぶりの再戦となる。11年5月には江幡が判定勝利。翌12年5月、日本バンタム級王者だった江幡に志朗が挑み、判定1-1のドローとなった。志朗は江幡との3度目の対戦を望んでいたが実現せず、新日本キックボクシング協会を退会した。
志朗は『DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント一回戦』で、滉大との大接戦を制し準決勝に進出。その準決勝では大﨑孔稀の計量オーバーによるリザーバーからの繰り上がりとなった滉大との再戦を争い、盤石の強さを見せて決勝進出。決勝では風音と延長戦にもつれる接戦となり、惜しくも判定負け。試合後、両手の手術をして全治半年と診断されていた。
対する江幡は鋭いローキックとカウンターを武器に新日本キックで活躍し、WKBA世界王座を戴冠。19年8月にはKING OF KNOCK OUT 初代スーパーバンタム級王座も獲得。19年のRIZIN大みそか決戦では那須川天心と対戦して1R KO負けを喫した。鈴木とは20年11月からスタートした『RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg』の一回戦で激突し、鈴木のパワーに圧倒され敗北。21年11月に鈴木と再戦したがリベンジマッチに失敗した。今回は再起戦となる。
▶次ページは【動画】志朗が那須川天心との打ち合いで見つけた勝負ポイント
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